« 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位10虎乱刀 | トップページ | 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位11抜打 »

2018年1月 7日 (日)

曽田本その1の2英信流目録読み解く1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位10虎乱刀

曽田本その1
2.英信流目録読み解く
居合棒太刀合之巻
 兼 大森流居合 小太刀之位
6、大森流居合之位
 
十本目虎乱刀
 是盤立て春可春可と幾足も行て右の足尓て一文字尓抜付(拂ふてもよし)かむる時左の足一足ふみ込右の足尓て打込ム血ぶるいの時左を右の足尓揃納る時は右の足を引納其時春ねハつ可ぬ也
 「記 勢中刀、虎乱刀の血振いの時「左の足を右の足尓揃ト」書きたる也原本二ハ「右の足を左の足二揃」とあり研究する事原本に「右の足を左の足・・・不明 曽田メモ」
読み
十本目虎乱刀(こらんとう)
 是は 立てスカスカと幾足も行きて 右の足にて一文字に抜き付け(拂うてもよし) 冠る時左の足一足踏み込み右の足にて打込む 血ぶるいの時左を右の足に揃へ 納る時は右の足を引き納 其の時脛は着かぬ也
 「記 勢中刀、虎乱刀の血振いの時「左の足を右に揃と」書きたる也 原本には「右の足を左の足に揃」とあり研究する事 原本に「右の足を左の足・・・不明 曽田メモ」
読み解く

 英信流目録は第15代谷村亀之丞自雄の書き写した直筆の伝書です。この虎乱刀は大江先生の場合は正座の部「追風」の業です。バタバタ追い懸けずスカスカ歩み行く処が本来の業だったのでしょう。

 古伝神傳流秘書の大森流居合之事虎乱刀を読み直します。
「是は立事也幾足も走り行く内に右足にて打込み血振し納る也但し膝を付けず」


 神傳流秘書では「幾足も走り行く」であって歩み行くではありません。それに抜き打ちの一刀で制して居ます。
 現在は、混線して、走り行き抜き付け、打ち込むになったのでしょう。

 英信流居合目録秘訣の上意之大事に虎走の心得があります。
 是は討ち果たせと言う上意などで行く時、敵が二間も三間も離れて坐している時は直ぐに切る事は出来ないし、同座した人達が邪魔に入る事も考え、色に出さず腰を屈めつかつかと行き抜き口が外へ見えないように体の内で逆さまに抜いて抜きつけるのだと教えています。足運びが大事だと云います。
 追いかけてバタバタ足音を立てるなど、いつの頃にやりだしたのでしょう。中には逃げる敵を追い懸け間に至れば、足音をバタバタ強くして
振り向かせてから抜き打つなどの教えもある様で愉快です。

|

« 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位10虎乱刀 | トップページ | 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位11抜打 »

曽田本その1の2英信流目録読み解く1居合棒太刀合巻」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位10虎乱刀 | トップページ | 曽田本その1の2英信流目録原文1居合棒太刀合之巻6大森流居合之位11抜打 »