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2018年8月23日 (木)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く3極意ノ大事9遠方近所

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
3、極意ノ大事
9遠方近所
 我に敵スル者ト見ルトキハ其ノ者ノ側二寄リテ居ル事肝要也或ハ庭前ノ花二コトヨセ或ハ掛物ヲ見ル躰抔シテ側二近ヨリテ居ベシ刀二手ヲカケバ其侭手ヲ取ッテ引倒スベシ間ヲ隔テゝ居ル故二不覚ヲ取ルナリ或ハ意趣有ッテ仕掛ラレ丸腰ニテ出合テ不覚ヲ取タル者モ間々有之也是等モ此習ヲ得タレバタトイ丸腰ナリ共不覚ヲバ取マジ其故ハイヤ貴殿ノ短慮ナリ能ク合点セヨ抔ト云テ側二詰寄テ居ル時ハ刀ヲヌケバ引倒ス故丸腰トテモ不覚ハ取マシキナリ
 亦大事ノ仕物九寸五分ノ合口抔ヲ指近ク居テ思ワヌ処デ取ッテ引寄サシコロス時ハタシカに仕留ル也是等皆獅々王(獅子王)肝要也
読み及び読み解く
 我に敵する者と見る時は其の者の側に寄りて居る事肝要である 或るいは庭前の花に事寄せ 或いは掛物を見るていなどして側に近よりて居るものである 刀に手を掛ば其の侭手を取って引き倒すものである 間を隔てて居る故に不覚を取るのである 或いは意趣有って仕掛けられ丸腰にて出合いて不覚を取りたる者も間々之あるものである 是等も此の習いを得たればたとい丸腰なりとも不覚をば取らないであろう その故は「いや貴殿の短慮なり能く合点せよ」などと云いて側に詰め寄せて居る時は刀を抜けば引き倒す故丸腰とても不覚は取らないであろう 
 亦 大事の仕物九寸五分ノ合口などを差し 近く居て思わぬところで取って引き寄せ刺し殺す時はタシカに仕留めるものである 是等皆獅子王の心得肝要である
 適する者の近くにどんな場合でも寄りそう事、敵する者が刀に手を掛ければ其の侭相手の手を取って引き倒す。
 間を隔てて居るので不覚を取るので、譬えば意趣有って仕掛けられ丸腰で不覚を取る者も間々ある。
 是等もこの心得があれば、たとえ丸腰でも不覚は取らないであろう。それ故に「いや貴殿の短慮であろう能く考えて見給え」などと云って側に詰め寄っていれば相手が刀を抜けば引き倒してしまい、それゆえ丸腰であっても不覚は取らない。
 大事な、お上の命による仕物では九寸五分(短刀)を差して近くにいて、相手が思わない所で引き寄せ刺し殺せば確実に御用は果たせるmのだ、と云います。
 この心構えも相手に密着し先行する不意打ちの心構えで確実な成敗の必要性を説いています。
 

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