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2018年8月17日 (金)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く3極意ノ大事6外之剱

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
3、極意ノ大事
6外之剱
 自宅他家共二其坐二有ル物二心ヲ付ベシ箱之類ニテモ又ハケサ二ノ類盤之類ニテモ有之時ハ我ガ量二叶フベキヲ計其近所二坐しテ透間ヲ見テ是ヲ打ツケベシ亦常トテモ此心得有ルベシ其坐二有ルモノノ近所二ザスベシ亦我ガ居間二是二有ト常二心用イ置時ハ時二至ッテ利ヲ得ル也
 仕合抔望マレタル時向原ノ詞聞キタル上ハ油断スベカラス立合迠モナシスグニ何ニテモ取ッテ打倒スベシ又シナヱ抔クミテアラバ立合フ迠モナシ居ナガラ取カヱシテ打コロス可シ
 読み及び読み解く
 自宅、他家ともにその座に有る物に心を付けて置くものである。箱の類でも、又はケサ二(意味が解りません、ケサン?)の類、盤の類にても之がある時は、我が糧に叶うかどうかを計って其の近所に坐して、透き間(隙)を見て是を打ち付けるのである。又 常であっても此の心得有るのが良い。
 その座に有る物の近所に坐すべきで、また、我が居間では此処に是が有ると常に心を付けて置く時は、時に至って利を得られるものである。
 仕合などを望まれた時は向う腹(相手の)言葉を聞いた上は油断しないで、立合うまでもなく直ぐに何でも傍に有る物を取って打ち倒すのである。竹刀などを組んでいたならば立合うまでも無い、いながら取り返して打ち殺すものである。
 外之剱の表題と解説が一致しているかどうかは拘っても意味は無いでしょう。然し自宅に客人を迎えるにしても、他家に客に行くにしても、刀を身から離さざるを得ない場合があるでしょう、その場合「剱の外(ほか)」剱以外の獲物を以って戦う必要があるでしょう。
 他家では特に座す場所の附近に獲物があるか心を付ける、自宅でも同じで何処に何が有るか心がけて置くのが良いと云います。
 仕合を望まれた時は「向原ノ詞」を聞いた以上は油断せずにその場で直ぐに何か獲物を捕を取って打ち倒せ、と激しい文章です。
 「向原」とは向うは相手、原は腹と読んでみました。「相手の腹の内を言葉から察して油断せずに・・・」でしょう。
 他家に行って竹刀など組んであるのを見たら立合うなどの事では無く、直ぐにその場で打ち殺せと云って厳しい教えです。
 使者などに行って仕合と称してなぶり殺しもあったのでしょう。
 

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