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2018年8月15日 (水)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く3極意ノ大事5逢意時雨

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
3、極意ノ大事
5逢意時雨
 火村ノ風二異ル事無シ是ハ茶抔ヲ所望シテ其茶碗ヲ取ッテスグニ打付ベシ又自宅ヱ敵来タラバ我レ茶ヲ汲デ持出て其の茶ヲ取ラントスル手ヲ取テ引倒シテ勝也
読み及び読み解く
 逢意時雨の題名です。折角会う機会が出来てお互いに理解できると思わせておいて、時雨れる様な感じでしょう。
 従って、前回の教えの「火村ノ風」と同様で異なる事は無いと云います。前回は煙草盆を持って来てくれたのに火入れを相手に打ち付ける、捕物に行く前に灰を石と一緒に紙に包んで隙を見て相手の顔に打つ付ける。
 相手の害意などと言うより我が先んじて相手を惑わしています。それが極意であると臆面もなく「大事だぞ「」と教えています。
 逢意時雨も、仕物に出かけて行き茶を所望して出されるや、その茶碗を持って相手の顔面に打ち付けるのです。
 又、我が家に相手が来たのであれば、茶を汲んで持って出て「どうぞ」と云って、相手が茶を飲もうと手を伸ばす、其の手を取って引き倒し固めるのです。
 是を卑怯と見るのは、やらねばならない事の重さを推し測る力も無い、信じた事を貫き通す大丈夫でも獅子王の心も無い者の戯言でしょう。
 信じた事を貫き通す事も碌にせずに、世間が悪い、社会の犠牲者だと云って無差別に刃物を奮う者が。このところ後を絶ちません。
 何もせずに陰口ばかりの弱虫も情けないものです。いずれ爆発してしまうものです。
 奥居合の暇乞いを不意打、騙し討ちだから演武会では御法度だとか、正々堂々と公に試合って倒せとか、兵は詭道も知らない似非者が武術を論ずる資格はなさそうです。
 ルールにのっとった剣道などは是スポーツですから、其の枠内で最大の効果を出せばいいもので、武術と混同すべきものでは無いでしょう。
 何処までやるかは、我が人生哲学による倫理観であって、刀を抜く事の重大さを知らない者の偽物の言葉は・・単なる武的演舞では意味はないのです。
 刀を以て己の信ずることを貫き通す、武術は人のコミュニケーションの最後の手段であったとしても、現代は人を殺傷する武術での結論はあっては成りません。
 しかし、信じた事を貫き通すには、やるべき事、云うべき事、納得してもらう努力は怠るべきものではないでしょう。
 そして、認めさせなければ意味の無いものです。
 
 

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