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2018年8月21日 (火)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く3極意ノ大事8鉄石

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
3、極意ノ大事
8鉄石
 旅抔ニテ気遣シキ所ヲ通ル二ハ石ヲ袂二入レテ行クベシ尤是二不限用心ヲ為〆行先ハ必石ヲ袂二入行クベシ時二取ッテ是ヲ打ツクル也坐上ニテモ鉄石ノ心得有アノ者ヲ切ラント思フ時ハ其者ノ膝本ノタタミ抔ヲハタト敲クトキハ夫二気ヲウツス也其所ヲ切レハキリ安キ者也
 読み及び読み解く
 旅などに行き気遣わしい所を通るには 石を袂に入れて行のである 尤もこれに限らず用心のためには 行く時は先ず必ず石を袂に入れて行くのである 時と場合にはこれを打ち付けるのである 
 坐上であっても鉄石の心得有り あの者を切らんと思う時はその者の膝本の畳をハタと敲きそれに気を移すのである 其の処を切れば切り易きものである
 鉄石は鉄の様に硬い石、石の様に硬い鉄、堅固な心とも取れますがさて・・。
 旅ばかりでなく、何時も石を袂に入れて用心すべきで時によって石を打ち付けて気をそらして切ってしまう。
 座して居る時には畳を突然ハタと敲いて気がそれた所を切ってしまう。鉄石の心を持たなければ石も袂に残るばかりでしょう。
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 鉄石の業名は古伝神傳流秘書の大剣取の4本目に有ります。この極意ノ大事鉄石と通じるものがあります。
 「是も前の如く坐し是は廻り寄りて切らんと心得て抜かざる時行なりに小太刀にて地をハタト叩いて気をうばうて入りてさす」
 簡単そうですが、中々難しい業です。
 小太刀を無形に持ち、居合膝に座す相手に向かって真っすぐ近寄らずに、ゆっくり筋を替えながら間境を少し超えたが相手が即座に抜き打って来ない。そこで歩み寄りつつ小太刀で床をハタと叩き相手が「うっ・何か?」と気移りした処を付け入って、相手の抜かんとする柄を制して刺す。
 読みは「てついし・てっせき」でしょう。
 

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