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2018年9月11日 (火)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く4居合心持肝要之大事7泳之大事

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
4、居合心持肝要之大事
7泳之大事(潜り之大事 曽田メモ)附戸脇
 旅ニテモ常ニテモ夜寝ルニ気ガゝリ成ル時ハ其家二戸樞(框 曽田メモ)抔アラバ其戸樞ノ内二手水鉢カ亦桶ノ類ニテモ置クベシ不意二入来ル者ハ是二ツマツキ騒動スルナリ其所ヲ仕留ル也惣而首ヨリ先キへ入ヲキロウ足ヨリ先ヱ入ルベシ
 附けたり
 戸脇ト云ハ夜中二戸口ヲ入ルニ必内裏我ヲ切ラント心懸テ戸脇二振リ上テ居ルト思フトキワ直二戸口ヲ入事無ク杖抔ヲ持合タラバ其レヲチラリト内ヘ差シ出シ見ベシモシ内二待設ケテ居ルトキハ夜中ノ事ナレバ必其レ二切付可シ杖ヲ出シテ見テカッチリト何ンゾ當ラバ其侭内二飛入ル可シ猶豫否ヤスル時ハ害有リカッチリト當ルヤ否ヤ飛入ルトキハ二ノ太刀ヲカヱス二暇無故害セラルゝ事ナシ
読み及び読み解く
 この「泳之大事」にしても「潜り之大事」にしても題名と内容がつながらない様な気がします。
 何か、すでに失念してしまった要件か、題名と誤った内容を記述してしまったか、私の知識不足か判りません。
 旅に出た時でも常のことでも夜寝るに気がかりなことがある時は、其の家に戸框(樞?)があるならば其の戸框の内側に手水鉢か桶の類を置いておくのが良い、不意に入って来た者が是に躓き慌て騒ぐであろう、その處を仕留めるのである、総じて首より先に入らず足より先に入るべきである。
 附けたり
 戸脇と云うのは夜中に戸口を入るのに、必ず戸口の内側又は裏側に我を切ろうと心懸け戸脇で刀を振り上げて居ると思う時は、直ぐに戸口を入る事無く、杖などをたまたま持っているならば、それを先にチラリと内へ差し出して見る もし内に待ち受けている時は 夜中の事ならば必ず其れに斬り付けて来るものである。
 杖を出して見てカッチリと何ぞ当たれば其の侭内に飛び入るものだ、猶予否やする時は害有り、カッチリと当たるや否や飛び入る時は二の太刀を返す暇は相手に無いので害せられる事は無い。
 さて、カッチリと直ぐに来ないと判断した場合はどう対処しましょう。
 英信流居合目録秘訣の2上意之大事5門入
 「戸口を出入するの心得也戸口ノ内に刀を振り上げて待つを計知る時は刀の下緒の端を左の手に取刀を背て俯き滞りなく走り込むべし我が胴中に切りかくるや否や脇指を以って抜き付けに足を薙ぐべし」と教授を受けています。
 現代居合では大江先生の奥居合立業門入りがそれらしき雰囲気を残していますが、この門入りは前後を多敵に攻められた場合の応じ方から、門を入る場合の運剣を付け足した替え技でしょう。
 古伝は「獅子洞入・獅子洞出」として英信流居合目録秘訣の最終に記述されています。次回はその「獅子洞入・獅子洞出」となります。
 
 

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