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2018年9月 5日 (水)

曽田本その1の6英信流居合目録秘訣読み解く4居合心持肝要之大事4野中之幕

曽田本その1
6.英信流居合目録秘訣読み解く
4、居合心持肝要之大事
4野中之幕
 取籠者抔ノ有之時杖ノ先キ或ハ竹ノ先二又横手ヲクゝリ付ヶ横手ヲ羽織之袖二通シ其竹ノ本ヲ左ノ手二持テ向ヱサシ出シ右ノ手二刀ヲ持チ生捕ナレバ木刀ノ類ヲ持チ我身ハ羽織ノ陰二隠レ羽織ヲバ相手之方へツキ付べし向ヨリ切ルト云へ共我身二ハトドク事ナシ其所ヲ持タル刀ニテ相手ノ足ヲ薙グベシ亦矢玉ヲ防ク二至テ宜シ
読み及び読み解く
 竹の棒か杖に十文字に横手を付けて、羽織の袖に横手にを通してを、他家の棒を左手で持ち右手に抜き身の刀を持ち、取り籠っている処にスーと指し出す。
 この心得は、ダミーを使って相手に其れを攻めさせてその隙に生け捕るなり、切るなりの教えです。
 文章表現が少々変だろうとも、そんな事に気を使って居ては切られてしまうでしょう。「・・・右の手に刀を持ち生捕るなれば、(相手が)木刀の類を持ち、我が身は羽織の陰に隠れ・・」なども「思いつくままに・おおらかに」解釈すればいいのでしょう。
 この場面は、夜が有効か日中が有効かの議論があっても面白いでしょうが、そんな事よりも、気がたって居る取籠り者です。状況次第に相手がハッとして打込んで来る様にするだけです。打ち込んで来ても羽織と我との間に距離を取れば、斬り込まれても相手の刀は届かない。
 其処を踏み込んで相手の足を刀で横に拂って取り押さえる。矢玉ぐらいならば羽織で防ぐ事も出来るので至って宜しい。
 このままの「そっくりさん」で良いのかどうかは状況次第でしょうが、心理作戦を考えろと教えてくれています。
 

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