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2018年10月 1日 (月)

曽田本その1の7居合兵法極意巻秘訣読み解く9相間之事

曽田本その1
7.居合兵法極意巻秘訣読み解く
9、相間之事
 我ト敵間タ(多の誤写か)有時ハ敵ノ来ルヲ待ッテ行ベカラス待ニ利有リ一ニハ身ヲクルシメザル利アリ二ニワ心ドヲセズ三ニハ工夫スル間アッテ吉四ニ悪所二行掛ラス天利自然ノ利アリサレ共我ガ待所アシクバ前後左右二心ヲ付利能シ
 我と敵の間多く有る時は 敵の来るを待って自分から行くものではない 待つに利あり 一つには歩み行く際の危険や道中などで身を苦しめることが無い利である 二つには心が動く事は無い 三つには工夫する時間があって良い 四つには悪所に行き掛る事が無い 天の利自然の利あるものである されども我が待つ所が悪ければ前後左右に心を付ければ利はよい
 敵との距離があれば、気ばかりはやって自分から相手に攻撃を仕掛ける様に進んではならない、身を穏やかにして待てばいい、其の間に作戦を練る、攻撃を仕掛けて先んじて行けば、悪所も有るだろうし穏やかで居られるわけは無い、じっとして居れば天の利も有ろう、でも廻りが戦うには悪そうならば、前後左右の状況をよく観察して心をつけておけば利は得られる、と言うのです。
 居合心持肝要之大事では、居合心立合之大事で次の通りでした。「敵と立合兎やせん角やせんとたくむ事甚だ嫌ふ、況や敵を見こなし彼が角打出すべし 其の所を此の如く勝たん抔と頼む事甚悪しゝ 先ず我が身を敵の土壇と極め何心なく出べし 敵打出す所にてチラリと気移りて勝つ事なり 常の稽古にも思い案じ企む事を嫌ふ能々此の念を去り修行する事肝要中の肝要也」
 これらの教えを能く理解し、身に着け、結果として身を土壇となせるものでしょう。、稽古の形ばかりの棒振り剣士ではならないのです。
 

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