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2018年10月 5日 (金)

曽田本その1の7居合兵法極意巻秘訣読み解く11細道之事

曽田本その1
7.居合兵法極意巻秘訣読み解く
11、細道之事
 両脇難所道モ無ク行道一筋ニテ狭キヲ云ケ様ノ所ニテハ敵ハ多勢我ハ一人ノ時ハ利ヲモトム可シ其利ハ敵大勢有リ共我ヲ前後左右取廻ス事不能若敵前後ヨリ来ル時ハ脇ヱ開テ敵ヲ向フ二受我カ左ノ方ノ敵二合フ可シ若シ脇二浅キ川池ナドアラバ飛込ンテ打ベシ我飛込ト敵ツヅキテ飛入物也其間ヲ勝事大事也
 読み及び読み解く
 両脇は難所で(他に)道も無く、行く道一筋の状況の狭い道を細道と云う。 かような所では敵は多勢で我は一人の時は利のある状況を求めるのである、其の利は敵が大勢であっても我を前後左右から取り廻す事は、せまい為に不可能である。
 若し敵が前後から来る時は、脇へ寄って道を開いて敵を正面に受けて、左の方の敵と打ち合うのである。
 若し脇に浅き川や池があれば、其処に飛び込んで打つのである。何故なら我が飛び込めば敵も続いて飛び込んで来るのでその飛び込んで来る間を押さえて勝つことが大事である。
 書かれてあるように読めばこんな所でしょうがすっきり来ません。細道だから前後に敵を受ける事も有るでしょう。それだけ狭いの「脇へ開て敵を向うに受け」は脇によって、敵を正面に見て、その左の敵から打ち合わすのだと云っている様です。
 ここは、単純に狭いながらも脇に身を寄せて前を開けて置いて、左側の敵に斬り込んで行くようにしなさいとも取れる処です。
 道の脇に跳び込むような浅い川や池があれば、パット飛び込み敵が続いて追って来るから間を開けずに斬ってしまえと云うのでしょう。
 敵だって其の侭逃げられるか、其処に我が止まるかを判断してから飛び込むでしょう。
 細道は其処に居れば有利であると孫子は地計篇で述べています。
 「せまき形には、我先ずこれに居れば、必ずこれをみたして以て敵を待つ。若し敵先ずこれに居り、みつればすなわちしたがう事勿れ」この孫子の兵法には何故が読み切れませんが当時の読み物としては貴重なものです。

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