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2018年10月27日 (土)

曽田本その1の7居合兵法極意巻秘訣読み解く22二人一人之事

曽田本その1
7.居合兵法極意巻秘訣読み解く
22、二人一人之事
 敵二人我ハ一人ニテ仕合時ハ二人ノ敵ヲ向二ウケテ右方ノ敵二掛ルべし気色ヲ見セテ左ノ敵ヲ立廻スベシ右ノ方ノ敵後ヱ廻ル時脇ヘ開キテ左ノ敵ヲ打ツベシ心得ナリハタラキワソノ時二有ベシ
読み及び読み解く
 我は一人で二人の敵を相手にする時の心得ですが、文章の表現が不十分なのか状況が明確に浮んで来ないのには困りました。
 敵が二人で我は一人で仕合う時は、二人の敵を正面に受けて、右方の敵に懸かっていく気色を見せながら左の敵を立ち廻すのである。
 この「左の敵を立廻すべし」の解釈ですが、我が右の敵を切る様な素振りなので、隙あらば切らんと様子をうかがっている左の敵の隙に付け込んで、我は斬り込むのですからあわてて「立ち惑う」とでも読めばよいかも知れません。
 次の文章「右の方の敵後へ廻る時」は、新たな状況を述べているのか、右方の敵に斬りかかって来るかと思って身構えた所、左の敵に反転され、其の間に我が後ろに廻らんとするのか抜けだらけで読み切れません。
 どちらにしても、右の方の敵が我が後ろに廻る時は、左の脇へ開いて左の敵を打つのが、二人の敵を相手にした時の心得である。
 左の敵を追い立てて打てば、右の敵は其れに連れて後ろへ廻り込もうとするので反転して右の敵に斬り込む、
 どの様な、体捌き、運剣かはその時の状況次第だ、と云い切っています。
 英信流居合目録秘訣における外之物ノ大事の行連や連達、上意之大事の両詰、三角、四角などで学んだ事が基本の動作に活かせればよいのでしょう。
 現代居合の奥居合居業の戸詰、戸脇や奥居合立業の行連、連達を思い浮かべる処でしょう。
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 柳生新陰流の天狗抄に「二人懸り」があります。左右から詰めかけられた場合、二人の敵を同時に見える様に下がって、右の敵を追い込んで、即座に左の敵に打ち込み、反転して右の敵に打ち込みます。
 

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