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2018年11月20日 (火)

曽田本その1の7居合兵法極意巻秘訣読み解く28中夭之大事7雷電刀

曽田本その1
7.居合兵法極意巻秘訣読み解く
28、中夭之大事
7雷電刀
 雷電刀ハ惣名也則柄口六寸也変而神妙剱ト成戦場之剱ト成智仁勇備ラザレハ其事(業)行フ事不能智仁勇ノ三徳有ト云へ共眼心足能ク利サレバ勝ヲ取ル事ナラス故二如図配當セル也
 読み及び読み解く
 雷電刀は惣(総)名である、則ち柄口六寸である。変じて神妙剱となる。戦場の剱となる。智仁勇備わざればその事(業)行う事能わず。
 智仁勇の三徳有りと云え共眼心足能く利(キメ 曽田メモ)ざれば勝を取る事ならず、故に図の如く配当せる也。
 この一文は全くこのままでは意味不明の教えであって、失念したまま消えてしまうと思われます。
 雷電刀は総じて居合兵法を指すもので、それは柄口六寸之事である。この事は英信流居合目録秘訣の外之物ノ大事述べられている事から、当流の秘中の秘で「夢うっつの如くの所よりひらりと勝事有、其の勝つ事無疵に勝と思うべからず。我が身を先ず土壇となして後、自然に勝ち有り、其の勝つ所は敵の拳也」と示されています。
 現代居合では拳に勝つ「柄口六寸」の極意は、まず聞かされたことも、業として見せられたことも、当然指導された事も無いものです。
 組太刀の「詰合」は一本目出合は「楽々居合膝に座したる時相手左足を引き下へ抜き付けるを我も左の足を引きて虎の一足の如く抜いて留め・・」と相手の足への斬り込みを我は受けていますが、この可笑しな抜き合わせは一本目から「四本目鱗形」まで続きます。
 「詰合は二星につづまる敵の拳也二星一文字と云う時は敵の拳を抜払う事也惣じて拳を勝事極意也」とされ、詰合の稽古は手附に拘らず奥へ奥へと踏み込むことを示唆しています。
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Img_1593
添付写真の図は曽田本に付されたものです。
左から(上から)
観音・弁財天・勢至 是れ三つは尊き具足也
智・仁・勇
雷電剱・神妙剣・軍馬剱
眼・心・足
 

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