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2018年11月28日 (水)

曽田本その1の7居合兵法極意巻秘訣読み解く28中夭之大事11軍場ノ剱

曽田本その1
7.居合兵法極意巻秘訣読み解く
28、中夭之大事
11、軍場ノ剱
 軍場ノ剱鹿相成革具足ハ格別惣而甲冑ハ切ッテハ中々切レ難シ況ヤ心懸ノ武士ハ甲冑の札堅キヲ撰テ着スル故二切ッテハ却而マケヲ取ルベシ我モ能キ鍛ノ甲冑ニテ身ヲフサギタレバ少シモ恐無ク少々切ラレテ成共我ハ敵ノ面二突込ベシ相下シ二下ス所二而切先ハ面二残シスグ二突込ムベシ返々我ハ切ラレテ敵ヲバ突合点肝要也
読み及び読み解く
 軍場の剱(ぐんばのけん・いくさじょうのけん)とは、鹿にて相成る革具足は格別である。
 総じて甲冑は切っては中々切れ難し、況や心掛けの良い武士は、甲冑の札(さね)堅きを選びて着する故に、切っては却って負けを取るであろう。
 我も良き鍛えの甲冑にて身を塞いでいれば少しも恐れなく少々切られても、我は敵の面に突き込のである。
 双方とも刀を相下ろしに下す処、切先は打ち下ろした顔面に残し、すぐに敵の面に突き込むのが良い。
 返すがえす、我は切られて敵をば突くのである。合点する事肝要である。
 軍場の剱についての解説がやっとはっきり理解できました。甲冑は簡単には切れないものであるから、切ったんでは致命傷にならないから負けるよ、と云っています。
  鹿革で堅い札(さね)を使った甲冑を選んで着すこと、そうすれば、少々切られても恐れる事は無い。
 我は切らずに突くのが良いので、双方打ち下ろした時、我は下まで打ち下ろさずに顔面で留めて即座に突き込む事が肝要だ、合点しておくようにと教えています。
 是で命半ばで不慮の死を遂げない様に、如何に心がけるかの極意の数々の教えを終ります。
 一読して、「何だ迷信に過ぎないじゃないか」と、打ち捨てる程度のものとしておくには勿体ない気がして、如何に昔の人であっても、全ての人が証明のない事を信じたかは疑問でした。
 「おおらか」な気持ちで考えて見れば、昨日と違う今日の現象を運勢にこじつけて、為すべきことを全うするために、出がけに今一度心を落ち着かせて、これで良いのかと見直してみる心構えの大切さ、譬え迷信であろうといつもと違う現象に心を落ち着かせる事も極意と云うのかも知れません。
 
 
 

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