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2018年12月21日 (金)

曾田本その1の9居合兵法の和歌読み解く32首の1糸瓜の皮

曾田本その1
9.居合兵法の和歌読み解く
32首の1糸瓜の皮
 居合とハへ知まの可ハ能たん婦くろ
       すつ可りとしてミハどっちやら
読み
 居合とはへちま(糸瓜)の皮の段袋
       すっかりとして実はどっちやら
読み解く
 居合と云うのは糸瓜の皮で作った段袋のようなものだ、スッキリしていて中の実は何処に行った。
 糸瓜の皮は、糸瓜の実の中を繰り抜いた皮の繊維部分で垢すりなどに使われたものです。
役に立たないもの、つまらないものなどの譬えにも使われていました。
 段袋とは駄荷袋、荷物袋、あるいはゆるい股引を意味すると思われます。
 居合と云うのは糸瓜の皮で作った荷物袋のようなもので、すっきりとしていてもとの中身は何所かに行ってしまったようなものだ。と言うのでしょう。
 読み込んでみます。
 居合と云うのは 如何にもこれから「切るぞ」、とか「さあ来い」と云ったものでは無く、スッキリとした自然体で無心に応じるものなのだ。と、私は読んでみました。
 居合に限らず、あらゆる事でこの心は大切であり、自信を以って事に当たれるものでしょう、しかし常日頃から何時如何なる状況にも応じられる修行は怠る事は出来ないものです。それは武術だけに限らず日常生活での心構えにあるべきものです。
 居合を何十年と続けて来て十段を連盟会長から允可されている人に出合いました。何事にも己がトップであり、連盟はあくまで会長をトップとした上意下達が当然の事と構えてしまいます。何事も会長の意志を賛成として、陰では批判しても面と向かえば「ご無理ご尤」で過ごしてきたのでしょう。
 それがその団体で、いやその人の人生での生き残る手段としてあたりまえだったのでしょう。
 ですから、自分の道場に戻れば、同様に自分の意志を押し通してしまい、自分の立場では何をしなければならないかが解らなでいるようです。
 これなど、「居合と云うのは、己の意に叶わぬ者は即座に切り捨てる」と云うもので、永い年月何を学んで来たのか全く分かっていないのでしょう。
 その程度ですから、人としての重みも、まして居合の腕前など形ばかりの真似事で踊以下です。師事するに値しない人なのでしょう、連盟会長も「己の意に反しないかわいい奴」として允可したのならばそれだけの事で、やれやれです。
 この方の允可に付随して送られたものが「目録」でしたので業の数を何とか一人で演じれるようになったから十段の目録允可を与えられたようなものです、免許皆伝とは程遠い、まして根元之巻には値しません。そんなものでしょう。
 「居合とはへちまの皮の段袋」を味わってみました。
 現在では、糸瓜の皮の段袋も、垢すりも使用される事が無くなってしまいました。
 
 
 

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