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2019年1月23日 (水)

曾田本その2を読み解くはじめに

曾田本その2を読み解く
はじめに
 曾田本その1は、第17代大江正路先生によって明治以降に改変された無双直伝英信流の各流派、あるいは中山博道先生系統の夢想神傳流の各師伝の業技法のルーツを古伝を克明に曽田虎彦先生が書き写されたものでした。
 曾田本その2は、大森流居合、長谷川流(英信流)居合を曽田虎彦先生の師行宗貞義先生の教えを記述し、同時代に下村派第14代下村茂市定に師事した吉宗貞義先生の弟弟子大江正路先生の居合との違いなどを述べています。
 大正から昭和の先の大戦までに集められた資料や稽古から得られたもの、あるいは独断でまとめた幾つかが収録されています。
 曽田本その1でも曽田先生の直筆による写本でしたがこの曽田本その2も同様に曽田先生の直筆に依ります。
 古伝の写本は、江戸期の言葉と曽田先生の癖字に悩まされましたが、曽田本その2は写し書きでは無いので曽田先生の思い込みの癖字が一層強烈に表れ読み取るのが大変難しいものになりました。
 資料として、曽田先生が集められた新聞の切り抜きなどには、何新聞の何時のものなどの事が不明だったりして足踏みも多々ありますが、明治以降の居合に就いての情熱が伝わって来て楽しいものです。
 曽田本その2の表紙は直筆で題名を書き、添え書きされています。
 「大森流長谷川流居合術解」
 故行宗貞義先生 
 門人舊姓 土居事
 無雙直伝英信流 下村派第16代
 筆山曽田虎彦 記
 表紙にある様に主として居合術について書かれたもので、大森流・長谷川流(英信流)の居合となります。
 ページを追って順次読み解いていきます。なおすでに曽田本その2も公開されていますが、改めて読み直す事として、前の記事に拘らずに進めて行きます。
 曽田本その1、その2を公開してから既に7年になろうとしています。1日も休まず投稿し続けての7年ですが多くの事を学ぶ事が出来ました。
 コメントを寄せていただいた方々や、一緒に業技法を手取り足取り学んだ友とも7年のお付き合いとなりました。
 曽田本には現代居合の団体からでは得られないものがあって、背中を押し続けるのでしょう。
 ミツヒラブログのアクセスも1日200~300、多い時は1000を超える事もあります。アクセス地域は北海道から沖縄まで読まれています。
 無双直伝英信流や夢想神傳流以外の他流の方からのコメントもあります。この時代刀を以って互に斬り合う事は考えられず、流派の秘事として消し去るべきものでは無く、かと言って統一理論で呑み込んでしまうものでもないでしょう。
 秘められていたものは公開して公にする事によって其の流の現在まで伝承されてきた意義が多くの学ぶ者に力を与える礎となると信じています。
 現存する流派には棒振り踊では無い、武術の心が熱く語られ伝承されているはずです。流派と云う狭い縦社会にぬくぬくして居ても、其の気づきは無いかも知れません、それでは充実した人生も無く、世の中に役に立つ人も生み出せないでしょう。
 武術は棒振りの方法を学び稽古するだけでは、ただの健康体操です、年をとれば老人体操でしょう。
 修行する事、稽古する事は、自ら疑問を持って解き明かす事であって、教えられただけを繰返しても「真似が上手くなったね」で終わりそうです。
参考
 曽田本その2原文
 2012年4月10日から2012年6月30日
 曽田本その2を読む
 2014年3月3日から2014年8月30日

 

 

 

 

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