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2019年2月27日 (水)

曽田本その2を読み解く5長谷川流奥居合座業抜方5の6三角

曽田本その2を読み解く
5、長谷川流奥座業抜方
5の6三角
行宗先生
長谷川流奥座業抜方
6本目
三角:後向きに座し廻りて後を切る、右足を踏み出して抜き左鯉口を握りたる儘胸にとり右手刀尖を後ろに刃を上向けて両腕を組むなり右廻り払ひ後冠り切る也
 三角・四角は前回古伝・細川先生の解説をしてあります。
 行宗先生は、四方切(四角)の十分な手附は無く「四方切り」とあるばかりでした。四角とは順序逆に三角の手附をやや詳細に書かれて是が行宗先生直伝の三角と云うのでしょう。
 敵の配置はどうなっているのでしょう。全文を読んで推測せざるを得ません。
 右足を正面に踏み出し刀を抜く、ですから前の敵を牽制しています。次に刀の鞘の鯉口を持ったまま刀の刃を上にして胸に横たえる、切先を後ろに向けて右腕を上左腕を下にして腕組みの状態に構えるのでしょう。
 左を突とは言っていませんから左に敵は居ないのでしょう。
 その体勢から、右廻りに、前・右の敵を払う様に牽制して(刃を上に向けていますから)後に廻り冠って後敵を斬る。
 前・右・後の敵と想定したのですが、最後に「後ろ向きに座し」と云っていますから、前・右・後の敵は前(元の後)・左(元の右)・後(元の前)になります。
 座した場合の左・前・後をビクとさせ牽制し後ろの敵、所謂元の前の敵を上段から斬り下ろして血振り納刀でしょう。
 後ろ向きに座す意味の解説はありませんが、想定すれば、前の敵が本命なのでしょう。
 右と後ろの敵はビクとさせれば臆して戦闘意欲を失う、その隙に付け込んで前の敵を斬る。
 其の為に座す方向を本命に背を向けて座す、と考えたと云う事かも知れません。
 古伝の雰囲気は伝わります。この手附は刃を上向きにしているのを、外向けにし、立ち上って右廻りすれば、前回の細川先生の三角に相当します。

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