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2019年3月14日 (木)

曽田本その2を読み解く6長谷川流奥居合立業抜方6の10受流

曽田本その2を読み解く
6、長谷川流奥居合立業抜方
6の10受流
古伝神傳流秘書
抜刀心持之事
21本目(13本)
弛抜:如前歩み行敵より先に打を体を少し開き弛して抜打に切也
行宗先生
長谷川流奥居合立業抜方
受流の業に当たるものなし
大江先生
長谷川流奥居合立業抜方
18番(10番 立業)
受け流し:(進行中左足を右足の前に踏み出し身を変して請流す)
(此の「受流し」は大江先生の独創のものにて伝書にはなし 曽田メモ)
左足を出す時其足を右斜に踏み出し中腰となり、刀の柄元を左膝頭の下として刀を抜き、直に其手を頭上に上げ刀を斜とし、体を左斜前より後へ捻る心持にて受け流し、左足を踏みしめ、右足を左足に揃へ、右拳を右肩上に頭上へ廻し下し、上体を稍や前に屈めると同時に真直に左斜を斬る、揃へたる足踏みより左足を後へ引き、血拭ひ刀を納む。
 曽田先生は、大江先生が奥居合立業の「受け流し」は独創したもので、古伝にも無い、行宗先生から習ってもいないと云うのでしょう。
 古伝は、「弛抜」で相手の斬り込みを体を開き躱して抜き打つもので、刀で受けて受け流すのとは違います。
 大江先生の奥居合の「受け流し」は大森流の「請け流し」を立業に変えものです。古伝の「体を少し開き弛して打込」のは土佐の居合の中で最も難しい業となります。仮想敵相手に勝手に演じれば、形はそれらしくとも技が決まるかどうかです。
 前進中前方より真甲に斬り込んで来るので、左足を踏み込むや柄を正中線を通して左肩を覆う様に抜き上げ、抜刀すると同時に右足を稍々右に踏み込み、右半身となり右肩上から八相に打ち込む。
 もっと際どいのは、左足を踏み込み刀を上に抜き上げ、右足を踏み込み同時に体を右に開き敵刀を外しながら抜き打つ。
古伝の「弛抜」も大江先生の「受け流し」も細川義昌先生系統の居合兵法無雙神傳英信流抜刀術には存在しません。

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