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2019年3月17日 (日)

曽田本その2を読み解く7長谷川流奥居合その他7の2業名対比

曽田本その2を読み解く
7、長谷川流奥居合その他
7の2業名対比
土佐の居合の奥居合の業名を古伝・行宗先生・大江先生・細川先生の順に並べて対比しておきます。
 
 1、向払(古伝、細川)、霞(行宗、大江)
 2、柄留(古伝、細川)、脛囲(行宗、大江)
 3、向詰(古伝、細川)、両詰(行宗、大江)
 4、両詰(古伝)、両詰(細川)、戸詰・戸脇(行宗、大江)
 5、三角(古伝、細川)
 6、四角(古伝、細川)、変形四方切(行宗、大江)
 7、棚下(古伝、細川、行宗、大江)
 8、人中(古伝、細川)、壁添(行宗、大江)
 9、行連(古伝)、行連(細川、行宗、大江)、
10、連達(古伝)、変形連達(細川)、行違(行宗、大江)
11、行違(古伝、細川)、変形袖摺返(行宗、大江)
12、夜ノ太刀(古伝、細川、行宗、大江)
13、追懸切(古伝、細川)、変形虎走(行宗、大江)
14、五方切(古伝)、五方斬(細川)、惣捲(行宗、大江)
15、放打(古伝、細川)、惣留(行宗、大江)
16、虎走(古伝、細川、行宗、大江)
17、抜打(古伝、細川)、暇乞(行宗、大江)
18、抜打  同上
19、抜打  同上
20、抜打(古伝、細川)
21、弛抜(古伝)、馳抜(細川)
22、賢之事(古伝手附なし)
23、クゝ捨(古伝手附なし)
24、軍場之大事(古伝具足心得)
 古伝の業を古伝の業名を以って、概ね行っているのは、細川先生系統の梅本三男先生居合兵法無雙神傳英信流抜刀術に残されているようです。現代居合では広島の貫汪館森本邦生先生の様です。此処でも、古伝の変形及び替え業が存在します。時の流れとは、進化なのか失念なのか現実です。
 現代居合は、対敵意識の乏しい形の追及に拘って「昔はこうだった」という嘘はつかない方が良さそうです。対敵意識を失えば武術がスポーツ化して、演武が演舞になってしまいます。
 形のみ追及していきますと、歳を取って体力も腕だけの強さや、柔軟性や速さも衰えるものですから、若い時に培った形も見劣りして無残なものです。
 武術は歳を取っても有効でなければ意味はありません。若い時の思い出では意味の無いものになります。対敵相手の業技法の研鑽が求められ、業が進化していかなければならないのです。
 その、進化は、いつから学び如何にすべきかは対敵意識をもった武的思考が、現代居合に疑問を持った其の時かも知れません。
 人それぞれであり、その領域に踏み込まない限り訪れる事も無く、役にも立たないへぼな踊りで終わるのでしょう。
 武術は居着く事を嫌います。それは業技法にも、心にも求められるものと思います。去年と違う者でありたいものです。
 昨日よりは今日、今日よりは明日を目指して・・・・。

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