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2019年3月29日 (金)

曽田本その2を読み解く8英信流居合の形8の8終礼

曽田本その2を読み解く
8、英信流居合の形
8の8終礼
大江先生
英信流居合の型
終礼:刀を納めたれば互に右足より出で、四尺の距離を取りて左足を右足に揃へ直立し、同体にて正座し、右手にて腰の刀を抜き前に置き、板の間に両手をつきて礼を行ひ、更に刀を右手に持ち竪立とし左手に持ち換へ、左腰部に当て右手は右膝の上に乗せ、其まゝ右足より立ち左足を右足に揃へ、互に三歩退り直立となり神殿に向ひ礼を行ひ対向し三歩づゝ退り黙礼を行ひて左右に別る。(終り)
 古伝は、特に終礼についての事は記述されて居ません。大江先生の英信流居合の型は、演武会や奉納演武の際の出し物として作り上げたのでは、と思ってしまいます。
 武道は礼に始まり礼で終わるをしかと受け止めているのでしょう。それはそれで、そのように思われる時はきちんとすればよいのですが、稽古業としての考え方が出来ていない様です。形に捉われてそれだけになってしまうと、武的踊りに過ぎません。
 力任せで早ければ武術だと勘違いした様な、YouTubeにアップされている動画を見ていると手慣れた動作とは思いますが、何の感動も覚えないのは、其処には磨き上げられたものが見られないからなのでしょう。
 手打ちであったり、恐る恐る打ち合っていたり、上手いだろうと見せるばかりのものでは意味はありません。
 無双直伝英信流の高段者で、古伝の太刀打之事も解らずに十段を允可されたとか、なんたる事なのでしょう。
 詰合はおろか、大小詰、大小立詰など見た事も無い、手附を渡されてもどうして良いかわからない、など何をやって来たのでしょう。
 古伝には太刀を持っての仕組みは、大剣取によって奥居合の裏をとる極意形もあり、無刀を知る機会も有るものです。小太刀之位などは是非稽古したいものです。
 棒術や和(やわら)もこの流には、読むことが出来る伝書があるのです。居合抜しか出来ない、他流の事も知らない高段者が、私にこのブログで云いたい放題云っていて迷惑だからやめさせろと云っています。
 所属を離れてやめた所で、云いたい放題を辞めれるわけにいかないでしょう。曽田虎彦先生が、戦前戦後を通じ必死で求めて来た土佐の居合のルーツを手許にして、眠らせて置く事は出来ません。却ってはっきりものを云うばかりです。
 河野百錬先生も、曽田先生の古伝の写しを元に「無双直伝英信流居合兵法叢書を世に出し、後世の者が古伝をもっと集めて、研究する様にされています。
 全剣連の居合ですが英信流の岩田憲一先生も、対敵意識の古伝に注目して現代居合を見直すべきと述べておられます。
 曽田本その1をお読みになった方は、土佐の居合の求める事を理解されたと思います。無雙直伝英信流の各派や夢想神傳流の各派も土佐の居合を見直し本物の研究をする時期だろうと思います。
 大江正路先生のお陰でこの土佐の居合はここまで引き継がれてきた事は間違いないでしょう。大江先生ですら手にすることが出来なかった古伝を、大江先生の方法を元にしながら学びたいものです。
 次回から「曽田本その2を読み解く」は英信流詰合之位となります。

 

 

 

 

 

 

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