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2019年4月30日 (火)

曾田本その2を読み解く11英信流大小立詰11の4骨防返

曾田本その2を読み解く
11、英信流大小立詰
11の4骨防返
参考
曾田本その1
古伝神傳流秘書
大小立詰
2本目
骨防返:相懸りに懸りて相手我が刀の柄を留めたる時我右の手にて柄頭を取り振りもぐ也。
曾田本その2
業附口伝
英信流大小立詰
4本目
骨防返:互に対立する也、打は仕の柄を両手にてとりに来る也、我は右手にて敵の両手を越して柄頭をとって両手にて上にもぎとる也。
五藤先生の教示:敵両手にて柄を取る時引廻しもぐ
 古伝と業附口伝には違いはない様です。古伝の「振りもぐ」、業附口伝の「上にもぎとる」、五藤先生の「引廻しもぐ」が気になります。
 尤も簡単で有効なのは業附口伝の「上にもぎとる」でしょう。いたずらに振り回せば相手が力を籠めてしまって、力比べになってしまいます。柄を取られるや「ひょい」と云った感じが良さそうです。
 この業は業付口伝の大小詰2本目骨防の立業です。
業附口伝の大小詰二本目骨防をもう一度稽古して見ます。
 「互に対座、打は両手にて仕の柄を握る仕は右拳を顔にあて其のひるむときに乗じ右足を柄越にまたぎ右足内側より右手を柄に添へ右足にて敵の両手を押拂ふと同時に柄を防取る也、此の時敵は我右脇へ匍ひ倒る也。
五藤先生の教示:向ふて居る両手にて柄を押し付る時直に右手にて面へ当て其虚に乗り右足をふみ込み柄へ手をかけもぐ。
参考
古伝大小詰2本目骨防扱
 立合の骨防返に同じ故に常になし
 古伝の大小詰の骨防は大小立詰と同じと有りますから冒頭の参考に依ります。之を座して行うばかりのことです。
 ややこしい、動作を好むのは大道芸のようなもので、見せ場を作り関心させたり、小難しい動作で弟子を翻弄するなど、意味の無いことに拘るのは技ではありません。その状況に最も適した方法は簡単な方法なのです。
 「かたち」ばかり真似て、段位だけ時期が来て上がった様な似非師匠が多いこの時代、そんな師匠の業は決まらない、いろいろいじくりまわし、こねまわし無駄な動作を本物に見せかけてしまうのでしょう。
 古伝は単純に、柄を取られたら柄頭を持って胸に引き付ければ良いだけです。

 

 

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