« 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の2骨防 | トップページ | 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の4小手留 »

2019年4月21日 (日)

曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の3柄留

曽田本その2を読み解く
11、大小詰
11の3柄留
参考
曽田本その1
古伝神傳流秘書
大小詰
3本目
柄留:抱詰の通り両の手にて柄を取り下へ押付られたる時向のわきの辺りへ拳にて当て扨我右の足にて相手の手を踏み柄をもぐ常の稽古には右の足を押膝にてこぜもぐ
曽田本その2
業附口伝
大小詰
3本目
柄留:打は仕の右側に並びて座す、仕の抜かんとする柄を留む、仕は右手を頚に巻き打を前に倒さんとす、打倒されまじと後に反る、其時すぐに仕は打の体の反りて前足の浮きたる下より(膝)柄をかけて後へ倒す力を添ふる也。
五藤先生の教示:右脇に座す抜かんとする柄をとる我れ右手にて首をまき前へ押す敵後とへそるに付後とへ倒す其時柄を足へかけ倒す也。
 大小詰3本目柄留の手附は古伝と業附口伝では内容が違います。
 業附口伝の柄留は古伝の6本目右伏の業です。
 業付口伝は第16代五藤正亮先生や谷村樵夫自庸先生の口伝を実兄土居亀江の口伝を元に組み立てられています。手附を書き付けたものを持たずに口だけで動作を指導し、形を打っていたのでしょう。
 既にこの頃から、居合抜ばかりが稽古だったのでしょう、大小詰まで定期的に稽古する事をおろそかにしていれば、内容は愚か順番もどこかへ行ってしまうものです。
業付口伝大小詰3本目柄留は
古伝神傳流秘書では大小詰6本目右伏
:我右の方に相手並び座し柄を取られたる時直に我右の手を向の首筋へ後より廻し胸を取り押伏せんとするに相手いやとすくばるを幸に柄を足より懸て後へ投げ倒す、又抜かんとする手を留められたる時も右の通りに取倒す。
 古伝神傳流秘書の大小詰の3本目柄留は、業附口伝からは消えてしまった様です。あえていえば前回の2本目骨防(ほねもぎ)に変えられたと云えます。
業付口伝
大小詰
2本目
骨防(ほねもぎ):互に対座、打は両手にて仕の柄を握る仕は右拳を顔にあて其のひるむときに乗じ右足を柄越しにまたぎ右足内側より右手を柄に添へ右足にて敵の両手を押払ふと同時に柄を防(もぎ)取る也、此の時敵は我右脇へ匍ひ倒る。
五藤先生教示:向ふて居る両手にて柄を押し付る時直に右手にて面へ当て其虚に乗り右足を踏み込み柄へ手をかけもぐ。
 政岡先生は無雙直傳英信流居合兵法地之巻では、古伝の大小詰2本目骨防扱、3本目も古伝の柄留を当てています。

|

« 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の2骨防 | トップページ | 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の4小手留 »

曾田本その2を読み解く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の2骨防 | トップページ | 曽田本その2を読み解く11英信流大小詰11の4小手留 »