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2019年4月 3日 (水)

曽田本その2を読み解く9英信流詰合之位9の6位弛

曽田本その2を読み解く
9、英信流詰合之位
9の6位弛
参考
古伝神傳流秘書
詰合
6本目
位弛:我居合膝に坐したる所へ敵歩み来りて打込むを立さまに外し抜打に切る或は前の如く抜合たる時相手より打を我も太刀を上へはづし真向へ打込み勝
英信流詰合之位
業附口伝
6本目
位弛:(仕坐納打左上段)是は敵は立ち我は坐する也、敵は太刀を抜てかむる、我は鞘に納めて右片ひざ立て坐する也、敵スカスカと来て拝み打に討つ也、我其時あたる位にてすっかりと立ち其侭左足を一足引きて抜敵に空を打たせ同時に右足を一足踏み込み面へ切り込み勝也
 仕太刀は此の時刀を合はせ五歩退きて血振ひ納刀
 打太刀は其位置にても五歩退りても不苦
 古伝の詰合は、二種類の位弛を組み立ててあります。
 一つは、我が居合膝に坐す処へ歩み来り上段から打ち込んで来るのを、立ち上り様に刀を上に抜き上げ右足を退くや相手の打ち込んで来る刀を外し、同時に相手の真向に右足を踏み込んで抜き打つ。
 二つ目は、相がかりに掛かり、抜き合って刀を合わせ相手より真向に打つを、我も上に刀を抜き上げ乍ら、右足を退いて相手太刀を外すや、真向に打込み勝。この形は見た事が無いのですが、業附口伝が広まったためでしょう。此の打の打込みを刀で請けずに体を捌いて外す事を学ぶには、後に引いて外す、右か左に体を開いて外す。
 業附口伝は古伝の相手立ち、我は居合膝に坐す。敵は左上段と指定されています。左足を前に出し上段に振り冠り柄頭は左足先を差す構えになります。スカスカと歩み来り、拝み打ちに打ち込んで来る、我は間合いを推し測り相手の刀が打ち下ろされる瞬間立ち上がりながら刀を抜き上げ、左足を一足後ろへ退いて間をは外して敵の刀に空を切らせ、同時に上段に振り冠って相手の面に打ち込む。
曽田本その2の位弛みの線画
右は5本目鱗形
左が位弛
Img_0452_2
第19代福井春政先生の直伝の嶋専吉先生の覚書
無雙直伝英信流居合形
詰合之位
6本目
位弛:姿勢及構へ 仕太刀は納刀其の位置に在て立膝、打太刀は五歩退きて立姿のまゝ一旦納刀の後、更めて抜刀左上段の構へ。但し帯刀より前進中抜刀するも苦しからず、此の場合発足即ち右歩にて抜刀、次の左足にて上段に冠り、続いて前進の事。
業:打太刀上段にてスカスカと前進し拝み撃に仕太刀の真向に打下す、仕太刀は打太刀の刃が将に己が頭に触るゝ位にて其刹那、敏速に左足より一歩体を退きつゝ刀を抜きて、スッカリと立ち打太刀に空を打たせ直に右足を一歩踏み込み上段より打太刀の面を撃つ。
 刀を合はせ各五歩退き血振ひ納刀。
 但し次の業例えば「燕返」に移る如き場合打太刀は後方に退らず、其の位置に止るも苦しからず。

 

 

 

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