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2019年4月29日 (月)

曾田本その2を読み解く11英信流大小立詰11の3鍔打返

曾田本その2を読み解く
11、英信流大小立詰
11の3鍔打返
参考
曾田本その1
古伝神傳流秘書
大小立詰
3本目
鍔打返:相懸りに懸り我刀を抜かむとする其の手を留られたる時柄を放し手を打もぐ也。
曾田本その2
業附口伝
大小立詰
3本目
鍔打返:互に対立する也、打は仕の抜かんとする右手首をとる也、仕は右手を離すと同時に左手に持てる鍔にて打の手首を打つ也。
五藤先生の手記による教示:抜んとする時其手首を押へる左手にて手首を打。
 この業は古伝も業附口伝も大小立詰の3本目にの位置して、内容は同じものと云えそうです。
 古伝は「抜かむとする其の手を留られたる時」相手が我が「手」であって、業附口伝の「打は仕の抜かんとする右手首をとる」と右手の手首と限定しています。
 古伝の、「柄を放し手を打ちもぐ」で抜こうとする我が柄手、すなわち右手とわかります、右手の何処を制せられようと抜く事を留められれば古伝は「いいよ」とおおらかです。
 柄手を放せば左手の鞘手は自由ですから後は、相手の右手を鍔で打ち据えればいいだけです。
 相手が、我が右手首と、柄頭を押さえて来れば左手を鞘から離せばいい。相手が我が柄手と鞘手を押さえに来たら・・・。色々在りそうですが、まず手附通りの動作を自然に出来る様にする事でしょう。
 鍔打返ですが古伝は「柄を放し手を打ちもぐ也」であって鍔で打てとも、柄でうてとも云っていません。業名に捉われたい人は鍔で打てばいいだけです。
 五藤先生は「と左手にて手首を打つ」とされています。鍔打ちでは怪我をさせる事を考慮したのでしょうか、有効なのは鍔でしょう。
 何でもできる積りで、この業の変化業ばかりいじくりまわしてもあまり意味があるとも思えません。
 仮想敵相手の空間刀法ばかりやってきた人には、目の前に相手が居てその動きに如何に対応できるか、あるいは相手を如何に自分の思う所に居付かせるかを学ぶものでしょう。

 

 

 

 

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