« 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の8第11代大黒元右衛門清勝 | トップページ | 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の10第16代五藤孫兵衛正亮 »

2019年5月21日 (火)

曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の9第15代谷村亀之丞自雄

曽田本その2を読み解く
19、無雙直傳英信流居合術の傳統
19の9第15代谷村亀之丞自雄

 高知城下潮江の人馬廻り格山内容堂公に就せられ御前に召され御佩刀を以て居合を抜きし事度々あり入神の技人を驚かす。

 谷村亀之丞自雄は谷村久之丞の次男、第14代林弥太夫の弟子で居合の名手として天保15年1844年に家芸として一家を立てている。土佐藩主14代山内豊惇公及び15代容堂公の居合の師でもあった。文久元年1862年10月3日病死、居合は五藤孫兵衛正亮が引き継ぐ。(土佐武道史話より)
 山内容堂公は15代谷村亀之丞自雄を師として弘化元年1844年に居合根元之巻と目録を受けている。このブログでも容堂公の先代山内豊惇公へ送られた根元之巻及び免許皆伝目録について解説しています。
 曽田本免許皆伝目録その27山内豊惇公皆伝2015年12月6日から。
 この豊惇公への根元之巻は河野百錬先生の無雙直伝英信流居合兵法叢書に曽田先生より送られたものと記述されています。根元之巻で気になる処は「奥州林崎神助重信」と始祖を「神助」としてあり「甚助」ではありません。
 また、目録は居合は現代居合で云う立膝の部、奥居合は四方切と外之物之大事、上意之大事、極意之大事に依りますもので、古伝神傳流秘書の抜刀心持之事になります。組太刀は太刀打之位、詰合之位、大小詰、大小立詰。
 太刀打之位と詰合之位という云い方が古伝神傳流秘書では、太刀打之事或は詰合ですから第15代の当時は・・之位と云う言い回しが出来ていたのか、河野先生によって書き加えられたのか解りません。
 坂橋流之棒及び夏原流和は目録には無く、すでに失伝していたか他流を習っていたので除外したか判りません。
 居合心持肝要之大事に「捕手和居合心持之事」と一行あるばかりです。しかしこれを見る限り15代までは古伝神傳流秘書の手附に従って稽古され目録が伝授されていたと考えられ、次の代16代五藤孫兵衛正亮に引き継がれたものと思われます。現代居合の業名称及び組太刀は第17代大江正路先生に伝わらなかったか、大江先生自ら改変されたと判断できます。

|

« 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の8第11代大黒元右衛門清勝 | トップページ | 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の10第16代五藤孫兵衛正亮 »

曾田本その2を読み解く」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の8第11代大黒元右衛門清勝 | トップページ | 曽田本その2を読み解く19無雙直傳英信流居合術の傳統19の10第16代五藤孫兵衛正亮 »