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2019年7月 7日 (日)

曽田本その2を読み解く20スクラップ無雙直傳英信流居合術20の15居合術業書奥居合立業之部12暇乞

曽田本その2を読み解く
20、スクラップ無雙直傳英信流居合術
20の5居合術業書
奥居合立業之部12暇乞

 正面に向ひて正座し、両手を前につき頭をやゝ深く下げて刀を抜き取りて、動作する事前に同じ。

 大江先生の剣道手ほどきより20番暇乞:「(頭を下げ礼をする)両手を板の間近く下して礼をなし、両手を鞘と柄に同一に掛け直ちに上に抜き上段となり、前面を斬る。」

 20番暇乞は「両手を板の間近く下して礼をなし」ですから頭の下げ過ぎの様です。大江先生の監修に過ぎず、堀田捨次郎先生が書き下ろしたとしてもおかしい。21番暇乞:「(中に頭を下、右同様に斬る)両手を膝上に置き黙礼より稍や低く頭を下げ礼をなし、右手を柄に掛け刀を斜に抜き上段にて斬る。(止め)(立合終り)」

 剣道手ほどきは20番と21番の手附が入れ替わった様です。この暇乞いは古伝にはありませんし、細川先生の教えも抜打一本だけに過ぎません。礼の仕方が黙礼、両手を膝上に置いて頭を黙礼より稍や低く下げる中の礼、両手を板の間近くまで下ろしての礼、頭の下げ様で人の位をわけて居た時代の教えかも知れませんが、明治30年以降の中学生に指導する居合の業として適切であったかどうか疑問です。
 この暇乞いの抜打は、頭の高さばかり手附に書かれていますが、腰を屈めて礼をする瞬間に前面の敵が抜き打って来るのを、体を起しながら抜刀し敵刀を受け流し(摺り落とし)抜き打つすさまじい業の有り様を思わせるものです。

 河野先生も、大日本居合道図譜では、「上体を起こしながら直に抜刀し諸手上段より打下す」とされています。

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