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2019年8月21日 (水)

曽田本その2を読み解く25山川久蔵先生の伝へられたる神傳流秘書の中より抜粋

曽田本その2を読み解く
25、山川久蔵先生の伝へられたる神傳流秘書の中より抜粋

◎大森流
 1、初発刀
 2、左刀
 3、右刀
 4、當刀
 5、陽進陰退
 6、流刀
 7、順刀
 8、逆刀
 9、勢中刀
10、虎乱刀
11、抜打
◎長谷川流
奥居合(格を放れて早く抜く)
坐業(括弧内は参考)
 1、向払(霞)
 2、柄留(脛囲)
 3、向詰(腹に取り向を突く)
 4、両詰(イ、戸脇、ロ、戸詰)
 5、三角
 6、四角(四方切)
 7、棚下
 8、虎走
 9、抜打(暇乞)上、中、下
記、山川久蔵先生の伝へられたる伝書は何處より授かりし者なるや、林益之丞政誠先生の門を出たるに如何なる所存に変れるにや一向伝書に不▢林氏の伝書とは違いたる由噂あり
立業
 1、人中(ひとなか)
 2、行連(イ、連達、ロ、行連)▢業
 3、連達(イ、行違、ロ、▢▢行違)
 4、行違(袖摺返)
 5、夜之太刀(暗打)
 6、追懸切(イ、立業の両詰、ロ、▢▢追懸)
 7、五方切(惣捲)
 8、放打(惣留)
 9、門入
10、袖摺返?奥の列に抜打 弛抜(はずしぬき)

 古伝神傳流秘書と大江居合を業名で対比して見たのか、何を目的に羅列したのか疑問ですが、曽田本その2のスクラップの途中に曽田先生直筆のこの部分が綴られています。
 山川久蔵幸雅の伝書と林益之丞政誠との伝書の内容が違うと云っています。
 第11代大黒元右衛門清勝は根元之巻及び目録を松吉貞助久盛と林益之丞政誠の二人に伝授されています。
 松吉貞助から山川久蔵は伝授され次に下村茂市に伝授、その次は細川義昌であろうと思います。細川義昌と同門の行宗貞義と大江正路は伝書を受けていないかもしれません。
 一方の林益之丞から依田万蔵敬勝ー林彌太夫政敬ー谷村亀之丞自雄から五藤孫兵衛正亮ー森本兎久身ーと楠目繁次成英ー谷村亀之丞自庸ー土居亀江のようです。
 細川家から出た伝書は木村栄寿本が示す様に神傳流秘書そのものです。併し谷村亀之丞自庸から土居亀江が受けた伝書はその目録は神傳流秘書簡略版となってフル装備とは言えません。
 五藤正亮先生、大江正路先生の受けた伝書でも発見できればこの辺の違いがもう少し明らかになると思いますが150年の時の流れと高知大空襲による焼失によるものは・・さて、証明できる資料は無さそうです。いずれにしても現在の無双直伝英信流は林六太夫守政が土佐に持ち込んできた神傳流秘書とは業名および奥居合の業名と業の混乱は、経年による変化とは言い難いものです。

 参考に、もう一度林益之丞系統の谷村亀之丞自庸ー土居亀江への免許皆伝を読み直してみます。

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