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2019年10月24日 (木)

曾田本その2を読み解く45長州藩相伝神道無念流居合と曾田本神道無念流居合9本目

曾田本その2を読み解く
45、長州藩相伝神道無念流立居合12剣の業と
曾田本神道無念流居合立居合12本
9本目

曾田本神道無念流居合
9本目
(意義)
敵の抜かんとする前肘を切るも(1本目に同じ)敵之れを弛し我胴を切り来るに対し体を変し切り倒す也
(動作)
第1、1本目第1動に同じ
 1本目第1動:右足より前進し二歩目右足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀(此時左手で鞘を前方に出す気持を加え後方に振り上げ上体を左斜んいして十字形をなし左足は右足につれ前方に送り左足先を右踵に接する如くする)敵の右前肘を下より切り上ぐ。
第2、上段のまま右足より二歩退き次に鎬を以て敵刀を下方に押へ、敵我胴を切り来るを防ぐ如く刀を体の右前下方に持ち来る此の時右足を左足先に引き付くる。
第3、次に青眼に直りつゝ少し前進す此の時左足は右足につく如く送り敵を襲う気持なり。
第4、次に切り返しをなす二本目第4動に同じ
 2本目第4動:両手で刀刃を上にし刀刃を以て敵の刀を払流し(此の時刀尖は其位置にて左拳を刀尖より稍上ぐ)同時に左手を中心に右肩より冠りつゝ左足を左前に踏み右足を左足の後に引き敵の右肩より八相に切下ぐ
第5、納刀 

木村高士著「長州藩相伝神道無念流」立居合
9本目
切上げ、二足後胴打下し、中段一歩攻、霞切返し、納刀
前敵抜打 前方の敵に下方から抜付ける。(1本目と同じ。)
 1本目前敵抜付:右足より三歩進めて間に入る。前敵が我に抜刀しようとするので、左足が前に出た時(二歩目)刀の柄に右手を掛け、右足が出ると同時に前方の敵の右肘を下方より逆袈裟に切上げる。右手は切手で拳は相手の肩の高さとする。
請抑 前敵は身を転じて我が胴を打って来るので、右足から二歩後退しながら左回りに刀を上段に冠り、敵の刀を刃をもって右前下に打払う。
青眼攻め 正眼に構えて一歩攻め入る。
霞切返し 前に同じ
 2本目霞切返し:またしても敵が反撃して来る気配に一歩進めて霞に攻める。敵は我の正面を打って来るので、左足を左斜前に踏み出し、切返しのごとく敵刀を右にすり落し、刀を右から頭上に回転させ、右足を左足の後方に引くと同時に左斜上段から敵の右肩に強く袈裟に打込む。
納刀 前に同じ

 曾田本神道無念流は、仕太刀の動作だけで、打太刀の動作が見えにくい。仕太刀の動作から打太刀の動きを判断して対応することを意図しているのでしょう。居合は仮想敵相手の攻防ですからそれもそうかです。ちなみに組太刀では神道無念流は打太刀は「元」、仕太刀は「掛」と呼んでいます。
 前敵が抜刀しようとするので、我は、右足左足と前進しその機先を制して敵の前肘に下から抜き付けに切り上げる。
敵は我が切上げを左足を引いて柄を上に刀を抜き上げ外し上段に冠り、我も外されて上段に振り冠る。
敵は右前に転じて我が左胴を打って来る、我は右足左足と後退しながら上段から右前下に敵刀を鎬を以て我が右前下に打ち払う。長州藩相伝では刃を以て右前下に打ち払う。
我は青眼に構え右足を一歩進め、左足を右足に送る。
敵攻め込まれて左足から一歩後退し上段に振り冠り、我が真向に打ち下ろさんとする、我は右霞に構る処、敵我が頭上に右足を踏み込んで打ち込んで来るのでそれを払流し同時に左足を左前に踏み込み右足を左足の後に踏み替え、右肩から刀を振り冠り、逆八相に敵の右肩から切り下す。
 曾田本と長州伝をミックスさせてこの業を演じて見ました。

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