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2019年10月21日 (月)

曾田本その2を読み解く45長州藩相伝神道無念流居合と曾田本神道無念流居合6本目

曾田本その2を読み解く
45、長州藩相伝神道無念流立居合12剣の業と
曾田本神道無念流立居合12本
6本目

曾田本神道無念流居合立居合
6本目
(意義)
前方左方の敵に対するも左方の敵、最初我に近寄り過ぎた為めに進出して切ること能わず、従て其場に於て切り、次で敵後ろに倒るゝを以て其侭進んで残心を示す。
(動作)
第1、1本目第1動に同じ。
 1本目第1動:右足より前進し二歩目左足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀(此時左手で鞘を前方に出す気持を加へ後方に振り上げ上体を左斜にして十字形をなし左足は右足につれ前方に送り左足先を右踵に接する如くする)敵の右前肘を下より切り上ぐ。
第2、右足を軸とし左向となり左正面を切る。
第3、次に右足を左足に揃へ上段となり右足にて切る。
第4、次に中段の侭左足より二歩進み
第5、上段の残心を示し
第6、青眼に直り納刀。

木村高士著「長州藩相伝神道無念流」立居合
6本目
切上げ、左足後左正面打、右足前同正面打、中段(正眼)二歩攻右上段、納刀。
前敵抜付 前方の敵に抜付ける。(1本目に同じ)。
 1本目前敵抜付 右足より三歩進めて間に入る。前敵が我に抜刀しようとするので、左足が前に出たとき(二歩目)刀の柄に右手をかけ、右足が出ると同時に前方の敵の右肘を下方より逆袈裟に切上げる。右手は切手で拳は相手の肩の高さとする。
左敵打込 接近している左敵に、右足を僅かに引き右足を軸に左に向きながら左足を右足の後方に引き刀を上段に冠って左敵の正面を打つ。更に、右足を左足に引き揃えながら刀を上段に冠り、右足を踏み出して左敵正面に打込む
残心 正眼に構えて、前方に倒れる敵に左足から二歩攻め入り、右上段に構え気迫を込めて残心を示す。上段からゆっくりと正眼の構えに復する。
納刀 前に同じ
*
 曾田本の6本目は文章に抜けが有るのか、動作が解りずらいのですが、前に稽古していますからもう一度振り返ってみます。敵を前と左に受けての攻防です。
 右足左足と踏みこみ右足を踏み込むや前敵の抜き付けんとする右前肘に下から逆袈裟に切り上げ左足を右足踵に引き付け、右足を軸に左に向き上段に振り冠るも、左敵接近し過ぎているので、足を後方に引いて左敵の正面に切り下す、右足を左足に引き揃え上段に振りかぶるが、更に左敵攻めて来るので左足を後方に引いて、右足前で左敵の正面に切り下す、左敵後方に倒れるので、切り下ろした中段のまま左足右足と二歩進み、上段に冠り残心、青眼に直り納刀。

 この曾田本神道無念流立居合6本はのミツヒラによる無双直伝英信流の振り付け動作はこの様にします。

 木村高士先生の長州藩相伝神道無念流居立居合12剣の業6本目は、曾田本同様に右足を踏み込んで前敵の右肘に逆袈裟に切り上げます。其の時曾田本では左足を右足踵に添へ足捌きに引き付ける様な文章ですが、ミツヒラは切り上げてから一拍子遅れて左足を右足に引き付けます。
 長州藩相伝では、右足を踏み込み前敵の右肘に切り上げてから、右足を僅かに引くのであって、左足を送り足していません。

 右足を軸に左に曾田本も長州藩相伝も左敵に振り向き、左敵が接近し過ぎているので曾田本、長州藩相伝共に左足を引いて左敵之正面を切る。

 次に曾田本は右足を引いて左足に踏み揃え左足を引いて左敵の正面に斬り下す。長州藩相伝では同じく右足を左足に揃へ右足を踏み出して左敵の正面に斬り下す。立ち位置の軸が曾田本は更に下がり、長州藩相伝は前に出るわけで此の場合は左敵は正面を切られて後ろに下がる処を踏み込まれて斬られる。両方共右足前となります。

 中段のまま左右と二歩前進し上段残心、青眼に直り納刀。

 

 

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