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2019年10月 5日 (土)

曾田本その2を読み解く44神道無念流居合44の2神道無念流(立居合12本)4本目

曾田本その2を読み解く
44、神道無念流居合
44の2神道無念流(立居合12本)
4本目

(意義)
前進中敵後より来り鐺を取られ続いて前方よりも敵切り掛り来るのに対する動作なり

(動作)
第1、右足より前進中左足にて上体を前に懸け右手にて刀柄を下より握り(此の握り方は拇指は上方にその他の指は下方にす)、腰を左方に廻し刀を抜く。
第2、上体を其侭とし左上膊の左側に刀刃を左斜上方にして後方の敵を刺す。
第3、柄に左手を添へ刀刃上方に刀尖を前方に向け踏み出して前方の敵を刺す左足を送る也。
第4、右足を後に引くと同時に刀を右脇に刀身を水平にして後方の敵を刺す。
第5、柄を持ち替え右足を一歩出して正面を切る。
第6、左足を軸とし左に廻り右足より一歩進み後方の敵の正面を切り納刀。

 前進中、敵が後ろより来て鐺を取られたので、鯉口を左手で握り鍔に手を掛けるや、左足を前に踏み出し上体をやや前懸りにしながら右手の拇指を上にその他の指を下にして逆手に柄を握り、腰を左に廻し刀を抜くや、上体は前を向いたまま、左上膊部の外側(左側)に刀刃を左斜め上に向け後方の敵を刺突する。
 続いて右手は其のままに、左手を柄に添え、刀尖を下から前方に向け刀刃を上向け右手は逆手のまま、右足を踏み込み同時に前方の敵を刺突するや左足を右足に引き付ける。
 更に右手は逆手のまま、右足を後方に引くと同時に右脇に刃を右向に水平にし、刀棟を右脇に引き付け後方の敵を再度刺突する。
 右手を順手に持ち替え、上段に振り冠り右足を一歩踏み込んで前面の敵の正面に斬り付ける。
 左足を軸として左廻りに後方に振り返り上段に振り冠って右足を一歩踏み込み後方の敵の正面に斬り下す。
 納刀。

 鐺をつかんだ後ろの敵は左からと右からと二度刺突され、最後は正面から切り下される。前面の敵は一度刺突され、真向から斬られるわけです。
 此の業も居合抜した後は所謂刀を抜いての攻防ですが、居合らしく、刀同士の打ち合いの無い手際のよい斬撃を要求しているのでしょう。
 英信流に無い逆手抜刀による左後方の刺突、逆手に依る前方の刺突、逆手に依る右後方の刺突、稽古して置きたい業の一つです。 

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