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2019年10月10日 (木)

曾田本その2を読み解く44神道無念流居合44の2神道無念流(立居合12本)9本目

曾田本その2を読み解く
44、神道無念流居合
44の2神道無念流(立居合12本)
9本目

(意義)
敵の抜かんとする前肘を切るも(一本目に同じ)敵之れを弛し我胴を切り来るに対し体を躱し切り倒す也

(動作)
第1、一本目第一動に同じ
 一本目第1動:右足より前進し二本目左足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀(この時左手で鞘を前方に出す気持を加へ後方に振り上げ上体を左斜にして十文字形をなし左足は右足につれ前方に送り左足先を右踵に接する如くする)敵の右前肘を下より切り上ぐ。
第2、上段のまゝ右足より二歩退き次に鎬を以て敵刀を下方に押へ敵我胴を切り来るを防ぐ如く刀を体の右前下方に持ち来る此の時右足を左足に引き付くる。
第3、次に青眼に直りつゝ少し前進す、此の時左足は右足につく如く送り敵を襲ふ気持なり。
第4、次に切り返しをなす2本目第4動に同じ
 2本目第4動:両手で刀刃を上にし刀刃を以て敵の刀を払流し(此の時刀尖は其位置にて左拳を刀尖より稍上ぐ)同時に左手を中心に右肩より冠りつゝ左足を左前に踏み右足を左足の後に引き敵の右肩より八相に切下ぐ。
第5、次に納刀

 「敵の抜かんとする」ですから、鯉口に左手がかかる瞬間から切先が鞘離れする瞬前迄を「抜かんとする」動作となるのですが、此処ではその際、我は「敵の右前肘を下より切り上ぐ」のです。従って更に進んで、右手を柄掛りした瞬間から、柄頭にて我を圧し抜き放つ瞬前迄となります。
 敵が左手を鯉口に触れるや、我も右足を踏み込みつゝ鯉口を握り鍔に拇指をあてがい、右手を柄に掛けるや左足を踏み出しつゝ柄頭を敵の右前肘に附けながら刀を抜き出し、間境を超すや右足を踏み込み刀の刃を下に返すや敵の前肘に下より切り上げる。第1動
 我が下より敵の右前肘に抜き付けるを、敵左足を引いて右足を引き付け之を外すや、我上段に振り冠り右足より左足と二歩退く、敵刀を抜き出し右足を踏み込み青眼に構えるところ、上段より刀を下げ鎬を以て敵刀を下方に押さえ、「敵我が胴を切り来るを防ぐ如く刀を体の右前下方に持ち来る」同時に我右足を左足に引き付ける。第2動
 次に、青眼に直りつつ、敵を襲う気を以て右足を稍々踏み込み左足を追い足に右足に送る。第3動
 敵、上段に振り冠り、打ち下ろすを、我青眼の構えから「刀刃を上にし刀刃を以て敵の刀を払い流し同時に左手を中心に右肩より冠りつゝ左足を左前に踏み込み右足を左足の後に引き敵の右肩より(逆)八相に切下ぐ」第4動
 その足の位置で青眼となって残心、左足を右足に引き付けつつ刀の棟を右肩に運び、左手を鯉口に添え拇指と食指で刀の鎺元を挟み、右手を逆手に返し左足を後方に一歩引くと同時に右手を以て刀身を前下方に引き刀尖を鯉口の処に持ち来る、左足を右足に引き付けつゝ刀身を鞘に納める。第5動

 敵の動作が記載されていませんので、状況に合わせ組み立てて見ました。納刀は左足前の状況で、納めましたが、左足を右足に引き付け、右足を引いて刀を左肩に担ぎ、左足を引いて刀尖を鯉口に持ち来り、左足を右足に引き付けつつ納刀の納める。

 

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