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2019年10月 3日 (木)

曾田本その2を読み解く44神道無念流居合44の2神道無念流(立居合12本)2本目

曾田本その2を読み解く
44、神道無念流居合
44の2神道無念流居合(立居合12本)
2本目

(意義)
敵我正面を切り来るを以て払ひ流し体を左前方に替し敵の右肩を切り下ぐ。

(動作)
第1、1本目の第2動に同じ(1本目の第2動:次に右手を左肩より振り冠り左手を添へ右足を一歩引き敵の正面を切る)
第2、上段より右、左と二歩退き敵の正面を切る。
第3、左足より二歩前進し敵の正面を切る
第4、両手で刀刃を上にし刀刃を以て敵の刀を払流し(此の時刀尖は其位置にて左拳を刀尖より稍上ぐ)同時に左手を中心に右肩より冠りつゝ左足を左前に踏み右足を左足の後に引き敵の右肩より八相に切り下ぐ。
第5、納刀。

 この手附は、解りにくい書き方をしています。(意義)だけ読めば「敵が正面より切って来るので、右足を左前に踏み込んで抜き請けに払い流し、逆ハ相に振り被って左足を踏み込み右足を引いて敵の右肩を逆八相に切り下げる」と動作をつければ出来るはずです。敵の動作も書き込みは「敵我正面より切り来る」だけですから、敵が我が正面に上段から切り込んで来るわけです。
 然し、(動作)の第1を読むと1本目の第2動に同じと云うので混乱します。そこで、今ある手附は1本目と2本目だけですからこの2本の業を使って2本目を稽古して見ます。それが神道無念流の立居合2本目と異なっても仕方が無いことでしょう。
A、第1動、第2動は1本目を初動として稽古する。
1、右足より前進し二歩目左足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀、敵の打ち込まんと上段より斬り下ろさんとする右前肘を下より切り上げる。
2、次に右手を左肩より振り冠左手を添へ右足を一歩引き敵の正面を切る。
3、右足を引いて上段に振り冠り左足を引くと同時に敵の正面を切る。
4、左足を踏み込みつつ上段に振り冠って、右足を踏み込み敵の正面を切る。
5、同体の儘両手で刀刃を上にし刀刃を以て敵の刀を払い流し、同時に左手を中心に左肩より逆八相に振り冠つつ、左足を左前に踏み込み右足を左足の後に引き敵の右肩より逆八相に切り下ぐ。
6、納刀は左足を右足に引き付けると同時に刀を左肩に擔ぐ如く持ち来り、左手は鯉口を持ち鞘の刃側を上に向ける。左手の拇指と食指とにて「鎺」の近くを挟み、右手を返して拇指は縁頭の近くをその他の指は下より鍔及び柄を持つ。
 左足を後方に一歩引くと同時に右手を以て刀身を前下に引き刀尖を鯉口の処に持ち来る。右足を左足に引付つゝ刀身を鞘に納める。
B、1本目の第2動の動作で敵の切り込みを外し抜き打つ。
1、右足より前進し、左右と出た時敵が真向に切り込んで来るので、刀を上に抜き上げ右足を一歩引き敵刀に空を切らせ、同時に右手を右肩より振り冠り、左手を柄に添へ敵の正面を切る。
2.上段に冠りつつ右足を引き、左足を引くと同時に敵の正面を切る。
3、左足より上段に振り冠りつつ前進し、右足を踏み込んで敵の正面を切る。
4、同体に儘(切り下ろした切先を下段に遺したまま)両手で刀刃を上に向け正面に向け打ち込んで来る敵刀を払い流し、同時に左手を中心に左肩より逆八相に振り冠りつつ、左足を左前に踏み込み右足を左足の後方に引き敵の右肩より逆八相に切り下ぐ。
5、納刀(同じ)

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