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2019年10月20日 (日)

曾田本その2を読み解く45長州藩相伝神道無念流居合と曾田本神道無念流居合5本目

曾田本その2を読み解く
45、長州藩相伝神道無念流立居合12剣の業と
曾田本神道無念流立居合12本
5本目

曾田本その2神道無念流居合立居合
5本目
(意義)
前右左の敵に対する動作なり。
(動作)
第1、1本目1動に同じ
 1本目1動:右足より前進し二歩目左足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀(此時左手で鞘を前方に出す気持を加へ後方に振り上げ上体を左斜めにして十文字形をなし左足は右足につれ前方に送り左足先を右踵に接する)敵の右前肘を下より切り上ぐ。
第2、左足を軸とし右の敵の正面を切る
第3、左足を軸とし廻れ左をなして右足を一歩出して左の敵の正面を切る納刀

木村高士著「長州藩相伝神道無念流居合」立居合
5本目
切上げ、右正面打込、左正面打込、納刀。
前敵抜付 前方の敵に抜付ける。(1本目に同じ)
 1本目:前敵抜付 右足より三歩進めて間に入る。前敵が我に抜刀しようとするので、左足が前に出た時(二歩目)刀の柄に右手をかけ、右足が出ると同時に前方の敵の右肘を下方より逆袈裟に切り上げる。右手は切手で拳は相手の肩の高さとする。
右敵打込 左足を右足の半歩前に出し左足を軸にして体を右に回しつつ刀を上段に冠る。右敵に向かって右足を踏み出し右正面に打込む。
左敵打込 更に、右足を軸にして左に回り、左上段から右足を踏み出して左敵の正面に打込む。
納刀 前に同じ

 一刀目の前敵に対する下からの切上げは神道無念流以外にも見られる動作です。2刀目の右敵へ打込む際の足捌き「左足を右足の半歩前に出し左足を軸にして体を右に回しつつ刀を上段に冠る」右敵に向かって右足を踏み出し右敵の正面に打込む。その時の左足を右足の半歩前に出す」足捌きは右敵の立ち位置次第ですが、曾田本は前敵を下から抜打ちし、その踏み込んだ右足の後方にある左足を抜付けと同時に右足に送り足に右足踵に引き付けてその左足を軸に右へ振り向くのです。足裁きで右敵との間を調節するわけですが、右敵の位置も常に一定では無いのでどちらも稽古すればいいと思うし、左足を送らずに右に向くのも相手次第でしょう。
 左の敵を切る時は右足軸にしていますが、これは右敵に切り込んだ時の右足の位置で軸となっています。長州藩相伝が左足の捌きに拘った意味は特に解説されていませんが、無双直伝英信流に無い稽古ですから参考にさせていただきその意味を味わってみるとします。

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