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2019年10月26日 (土)

曾田本その2を読み解く45長州藩相伝神道無念流居合と曾田本神道無念流居合11本目

曾田本その2を読み解く
45、長州藩相伝神道無念流立居合12剣の業と
曾田本神道無念流立居合12本
11本目

曾田本神道無念流立居合
11本目
(意義)
大体10本目に同じなるも、敵退却せず打却て敵に追い詰められ後退しつゝ敵を切り倒す也、
但し最初停て居るにあらず前進中敵に出会たるものとす。
(動作)
第1、右足より前進中右足の地につくや僅かに後退して抜刀(1本目第1動に同じ)
 1本目第1動:右足より前進し二歩目左足にて柄を握り三歩目右足を出すと同時に抜刀(此時左手で鞘を前方に出す気持を加え後方に振り上げ上体を左斜にして十字形をなし左足は右足につれ前方に送り左足先を右踵に接する如くする)敵の右前肘を下より切り上ぐ。
第2、1本目第2動、第3動に同じであるが、右足より後退しつゝ行くのが異て居る。
第3、右同じ
第4、10本目第4動、第5動に同じ。
第5、右同

木村高士著「長州藩相伝神道無念流」立居合
11本目
後退切上げ、後二足一刀正面打込、正眼二歩攻右上段、納刀
前敵抜付 進行中、右足が床につくと同時に、素早く左足を右足の後方に引き前敵の右肘を切上げる。(抜付の要領は1本目と同じ。)
後退打込 尚且、敵が追い込んで来るので、右、左と二歩後退しながら上段に冠り、右足を踏み出して正面に打込む。
攻入残心 正眼に構えて、左足から二歩攻め入り、右上段となって残心気迫を示し、ゆっくりと正眼の構えに復する。
納刀 前に同じ

意義から、曾田本も長州藩相伝も「後退して抜刀」「後退切上げ」ですから、進行中敵の害意を察し右足、左足と踏み出し刀を抜き出し、右足を左足の僅か前に踏み込み揃え右足が地に着くや左足を右足の後方に引いて、敵の右前肘に下から抜き付ける。所謂足の踏み替えで抜刀して見ました。此の方法が敵の攻めに対して容易に間を維持して尚且つ、剣先に威力を持たせる事が出来ます。
 敵怯まずに猶攻め込んで来るので、右足を左足に引付左足を一歩引いて上段に振り冠り、右足を踏み込んで敵の真向正面に打込む。
 尚も敵前進して来るので右足を左足に引付、左足を引いて上段に冠り、右足を踏み込んで敵の真向に打込む。此処は長州藩相伝では要求していませんが曾田本は下から切り上げ、退いて真向打込み、更に引いて真向打込みを要求しています。
 正眼に構え、次に右上段となって残心、納刀。
 敵の攻め込に後退して切り込む、足運びは、敵の詰めに依る間合いに依って対応すべきもので、一人演武の居合では特に無双直伝英信流などは克明に指定されますが、いかがなものでしょう。

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