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2019年11月 9日 (土)

曾田本その2を読み解く49起請文前書

曾田本その2を読み解く
49、起請文前書

1、御流儀之居合兵法傳授之趣他人者不及申為親子兄弟共堅他言仕間敷事
1、表仕組心持含他見他言仕間敷工夫若相不終於断絶弥當流善悪之批判申間敷事
1、他流之善悪常々申間敷工夫況無免者他流之者與仕合勝負論仕間敷事
 右 条々於相背者
日本国中大小神祇別而氏尊神摩利支尊天冥罰神罰忽可罷蒙者也

年 月 日
原籍    姓名  ▢
何某 殿
(冠称 尊師 恩師 等々)

1、御流儀の居合兵法伝授の趣、他人申すに及ばず親子兄弟為れども他言しまじき事
1、表仕組心持ち、他見、他言、工夫しまじきを含む、もし終わらざるに於いては断絶するに当流の善悪の批判申すまじき事
1、他流の善悪常々の工夫申すまじく、況や無免の者他流の者と仕合勝負の論しまじき事
右の条々相背く者は 
日本国中大小の神祇、別して氏尊神、摩利支尊天に罰をくらい、神罰忽ち蒙るべきもの也
年 月 日
原籍    姓名  ▢
何某 殿
(冠称 尊師 恩師 等々)

 この起請文の出典は判りません。

 現今この様な起請文を書かせる流派や道場があって然るべきとは思いません。なぜならば如何なる人でもその力量を越えた批判や業技法を他見、他言出来るわけもなく本物であるか否かも他人が判断する事すらも出来ないでしょう。むしろ積極的に流の業技法を公開し、同じ思いの同士で本物を求めてつどい、資料を出し合い研究すべきでしょう。其の努力を怠って、まがい物を将来にわたって伝承すべきとは思えません。
「昔はこうだった」と言われるたびに「さて」が浮かんできて、昔の手附を見せてくれとせがんでもせいぜい目録ばかり。

 門人の数の多い道場では口伝口授で師の看取り稽古ならまだしも兄弟子の看取り稽古がやたら多すぎです。
 師なるもの自ら指導すべきでしょう。ある人の居合を拝見して、「之が師匠から手ほどきされた居合です」、と言われて「そうか」と思っていたのですが、その師と言われる人の動画が残って居てそれを拝見すると所作も雰囲気も違うのです。
 兄弟子と言われる人の動画を探し出してそれを拝見すると其の人の居合とそっくりなのです。その兄弟子は他派から師匠の所に移って来た人で、師匠の居合には重厚さが有るのですが兄弟子の居合は華麗ですが軽いのです。どちらが良いとか悪いとかではなく、教わるべき事を教わらなかっただけのことです。
 それでは残念ながら「師に習った」は疑問です。
 

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