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2019年12月18日 (水)

道歌1秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩)1の19居合とはよはみ

道歌
1、秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩 元禄14年1701年)
1の19居合とはよはみ

居合とハよ者み計てかつ物を
       徒よみて勝ハ非か多也希り
読み
居合とは弱みはかりて勝ものを
       強みて勝は非かたなりけり
(いあいとはよわみはかりてかつものを
       つよみてかつはひがたなりけり)

 居合と云うのは相手の弱みを計りて勝つものを、強い事で勝は不本意である。こんな解釈で良いのか疑問ですが。相手より力強い事で勝つなどはより強いものに出合えば負けてしまうと読む事も出来ます。
 居合は相手の害意に対し機先を制するものと前面に押し出したのは河野居合ですが、古伝を読んでみると後の先も、先も、先々もあってなかには不意打ち闇討ち紛いの教えもあるのです。いずれにしても相手の隙をついていく、或いは相手の斬り込みに乗じて抜き付けるもので、力任せに強く抜き付けても勝つわけでは無いでしょう。そんな居合心を歌っているのかも知れません。
 新庄藩の寛政3年1791年の伝書では「居合とハよハ三計かし勝毛の越徒よミて可川を非かみなり介り(いあいとはよわみ計かしかつものをつよみてかつはひがみないけり)。
 新庄藩の明治44年1911年の伝書居合秘歌巻では「居合とハよ者み計て勝物をつよみて勝ハひ可多成介り(いあいとはよわみはかりてかつものをつよみてかつはひがたなりけり)」
 妻木正麟著詳解田宮流居合歌の伝では「居合とはつよみよはみに定まらず兎にも角にも敵によるべし」と意味合いが強み弱みは敵に依ると言って異なります。歌心が変化していったものかも知れません。

 

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