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2019年12月28日 (土)

道歌1秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩)1の29秘歌の大事27首の読み

道歌
1、秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩 元禄14年1701年)
1の29秘歌之大事27首の読み

1、 千八品木草薬聞きしかど
      どの病にと知らで詮なし
2、 早くなく遅くはあらじ重くなく
      軽き事を悪しきとぞ云う
3、 居合とは人にきられず人切らず
      たゞ受け留めて平らかに勝
4、 本の我に勝が居合之大事なり
      人に逆うは非がたなりけり
5、 寒夜にて霜を聞くべき心こそ
      敵に逢うての勝をとるらん
6、 鍔は只拳の楯と聞くものを
      太くも太く無きはひがごと
7、 強みにて行き当るおば下手と云う
      鞠と柳を上手とぞ云う
8、 居合とは押し詰めひしと出す刀
      刀抜くればやがてつかるゝ
9、 後より騙すに手こそなかりけれ
      声の抜きとや是を云うらん
10、狭ばみにて勝をとるべき長刀
      短き刀利はうすきなり
11、世の中に我より外の者なしと
      思うは池の蛙なりけり
12、下手こそは上手の上のかたり者
      かへすがえすも誹りはしすな
13、抜けば切るぬかねば切れよ此の刀
      ただ切る事は大事こそあれ
14、萍を掻き分け見ればそこの月
      ここにありとはいかで知らせん
15、居合とは心に勝が居合也
      人に逆うは非がたなりけり
16、人いかに腹を立てつつ怒るとも
      心に刀拳放すな
17、ひしとつくちょうと留めるは居合也
      知りぬに切るは我を害する
18、二人には勝たれざりけり悪刀
      剣に恐れて手は出ざりけり
19、居合とは弱みはかりて勝ものを
      強みて勝は非がたなりけり
20、見よや見よ浮世を渡る浜千鳥
      魚と水との篝火の風
21、世は広し折りに依りてぞ変わるらん
      我れ知るばかり良しと思うな
22、必に向かう七つを頼みて
      左右を何と防がん
23、金胎の両部の二つと見へにけり
      兵法あれば居合始まる
24、到らぬに許しこのみをする人に
      居合の恥を我とかくなり
25、切結ぶ太刀の姿のかわらずは
      勝たれぬ迄もたのもしきかな
26、執心のあらん人には伝うべし
      位残すなだいじなる事
27、引くも間よ懸るも間とは知りながら
      抜かぬに切るは非がたなりけり

 新庄藩の元禄14年1701年林崎新夢想流秘歌之大事を改めて読み直してみました。太字の歌がミツヒラによる解読となります。    

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