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2019年12月 8日 (日)

道歌1秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩)1の9後より

道歌
1、秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩 元禄14年1701年)
1の9後よりだます

後よりだま春尓手こそなかり介連
      聲能抜とや是をい婦らん
読み
後より騙すに手こそなかりけれ
      聲の抜きとや是を云うらん
(うしろよりだますにてこそなかりけれ
      こえのぬきとやこれをいうらん)

「後ろからだまし討ちにするのに手など無いものだ、掛声に依って抜き放ち切る事是を云うのである」と読んでみました。

寛政3年1791年の新庄藩の林崎新夢想流の伝書では「うし路よりた万春に手こそ奈可利介利聲の抜とや古れをいふらむ(うしろよりだますにてこそなかりけりこえのぬきとやこれをいうらん)」
明治44年1911年の新庄藩の林崎新夢想流の伝書でも「うしろよりたま寸に手こそなかり介り聲のぬきとや古れを云うらん(うしろよりだますにてこそなかりけりこえのぬきとやこれをいうらん)」
曾田本その1の居合兵法の和歌「後より伐るをはつるゝ事はなし聲の響を是と云也(うしろよりきるをはづるゝことはなしこえのひびきをこれというなり)」

 霜を聞く程に研ぎ澄まされていれば、後から打ち込んで来る者が掛ける聲があれば、その響き具合で殺気を感じて反応する事は出来そうです。それに対応する業も現代居合にもいくつかあるのでそのつもりになって仮想敵を抜き打つ稽古も出来るでしょう。無言でけはいを消して斬り込まれた時でも反応できるようになることはあり得ると思います。その感性を磨けと云うのでしょう。
 
 ミツヒラブログ2011年11月12日極意の秘歌9首目に此の歌の解説をしてあります。そこに笹森順造著「一刀流極意」にある伊藤一刀斎の夢想剣の霊験を参考に記載させていただいています。

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