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2019年12月19日 (木)

道歌1秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩)1の20見よや見よ

道歌
1、秘歌之大事(林崎新夢想流 新庄藩 元禄14年1701年)
1の20見よや見よ

見よや見よ浮世を渡留濱千鳥
       魚尓水と能かゝ里火の可世
読み
見よや見よ浮世を渡る浜千鳥
       魚と水とのかゝり火のかぜ
(みよやみようきよをわたるはまちどり
       うおとみずとのかゝりびのかぜ) 

 そのまま読んでみると、「見て見なさい、浮世を渡る浜千鳥は、水中の魚のように、風に揺らめく篝火のようだ」。
 無理やり読んで見たのですが上の句は兎も角、下の句は是でいいのか、良しとすれば秘歌之大事とする居合にどの様に関係する歌なのか響いてきません。
 新庄藩の寛政3年1791年の林崎新夢想流伝書では「見よやミよ浮世越渡留濱千鳥魚登水戸尓かゝり火の可計(見よや見よ浮世を渡る浜千鳥魚と水とに篝火のかげ)」
 見て見なさい、浮世を渡る浜千鳥は、魚と水の様に、篝火の火影に揺らめいて居るよ。
 新庄藩の明治44年1912年の林崎新夢想流伝書では「見よや見ようき世お渡る濱千▢魚と水との可ゝ里火の可計(みよやみようきよをわたるはまち▢うおとみずとのかがりびのかげ)」一字読めない文字が有りますが寛政3年の伝書と同じ様だと思います。
 曾田本その1にも田宮流歌の伝にもこの歌は有りません。
 居合心を読み解いて見れば、「居合とは風に吹かれて飛ぶ浜千鳥や、水に見え隠れする魚、風に揺らめく篝火のように、相手の動きに瞬時に応ずるものだ」。こんな事を歌っている様に思えてきます。
 

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