« 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の23鞠を蹴る3吹けば鳴る | トップページ | 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の25鞠を蹴る5引きよせて »

2020年1月21日 (火)

道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の24鞠を蹴る4打解けて

道歌
2、古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌
2の24鞠を蹴る
4打解けて

敵色々と有りて我を騙すとも油断する事勿れ例えば鞠を蹴るに同じ我が鞠と人の鞠との色をよく見る事也

打解けてねるが中なる心古そ
      誠の我を顕はしにけり

読み
「打ち解けて寝るが仲なる心こそ誠の我をあらわしにけり」打ち解けて心を許し合って寝る様な仲になって初めて本当の自分を見せる事が出来るものだ。

 この歌の上の句の意味を、男女の仲ととらえて寝る様な仲とするのでは、艶めかしい気がして「はてな?」ですが、それも誠の心をあらわす仲の事でもあるでしょう。比喩としては解りやすいが、違う方向に気が行ってしまいそうです。
 此処では、敵、味方の区別なく心を無心にして立合うことが出来れば、誠の我を晒す事も出来て相手の心も読めて来る。と歌うのでしょう、前書きの「我が鞠と人の鞠との色をよく見る事」とは相手の「誠の心の色を読め」という事でしょう。
 それには、この居合の心持ちとして「我が身を先ず土壇と為して後、自然に勝有り」とあります、その居合心持肝要之大事で「敵と立合い兎やせん角やせんと企む事甚だ嫌う。況や敵を見こなし、彼が角打出すべし其の所を此の如く勝たんなど巧む事甚だ悪しゝ、先ず我が身を敵の土壇と極め、何心なく出べし。敵打出す所にてチラリと気写りて(移りて 原本)勝事也。常の稽古にも思い案じ企む事を嫌う。能々此の念を去り修行する事肝要中の肝要也」
 此処でも、沢庵の云う「事理を極め無心になる」思想が垣間見られます。順番通りの形稽古に明け暮れていても上手な武的演舞は出来ても武術にはなりそうにも有りません。
 術理を極め、業技法に精通し、状況に応じて自然に技が繰り出されるには、無心にならざるを得ないでしょう。日常の生活の中にも大なり小なり自然に行われている事でもありますが、武術と構えてしまうと、情けないほど未熟です。

 

|

« 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の23鞠を蹴る3吹けば鳴る | トップページ | 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の25鞠を蹴る5引きよせて »

秘歌之大事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の23鞠を蹴る3吹けば鳴る | トップページ | 道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の25鞠を蹴る5引きよせて »