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2020年1月16日 (木)

道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の19鱗返・浪返

道歌
2、古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌
2の19鱗返・浪返

 鱗返:瀧津浪瀬上る鯉の鱗は
        水せき上て落る事なし
 浪返:あかし波瀬戸越波の上にこそ
        岩尾も岸もたまるものかわ
(参考 下村先生の本には「波返」、「鱗返」と有り従て(此歌は前後ならんかと自雄▢)との特に註あり。・曽田メモ)

 読み
「瀧津波、瀬上る恋の鱗は、水堰き止めて落ちることなし」滝や瀬を登る鯉は 水をせき止める様にしながら上って行くよ。
「明石波瀬戸越す波の上にこそ岩尾も岸も堪るものかわ」明石の海峡を行く波は岩も岸も乗り越えてしまう。

 古伝神傳流秘書英信流居合之事
 鱗返:左脇へ廻り抜付打込ミ開き納る(秘書には岩波と同じ事を記しあり口伝口授のとき写し違へたるならん 曽田メモ

 波返:鱗返二同し後へ抜付打込ミ開き納る後へ廻ると脇へ廻ると計相違也

 どちらの歌も、相手を圧して制する迫力ある強さを示しています。
 我が左側にこちらを向いて坐す相手の機先を制する抜刀は相手が見えているだけに、気の違い以外に相手を制する事は出来そうにも有りません。
 後に座す相手に対するものも同様ですが、相手の気を察するや、静かに左向きになり、そこから怒涛の如く攻め込んでいく気勢が必要でしょう。

 

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