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2020年1月 7日 (火)

道歌2古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌2の11組合の時

道歌
2、古伝神傳流秘書より抜刀心持引歌
2の11組合の時

組合の時太刀抜様は敵組付とはや我身二付て抜事と知れ 歌に

身に付けて抜習有人ハたゞ
     組付かぬ間二切とこそ聞け

居合とは刀一つに定まらす
     敵の仕懸を留る様有り

「組み合うの時の抜き様は敵組み付くと早や我が身に付けて抜く事と知れ 歌に」相手と古伝神傳流秘書では敵と云わない相手と云うと言っておきながら「敵」が出てきてしまいましたが、歌からの連想と思えば良いのでしょう。
 組み合う時の抜き方は相手が組み付いて来るや否や刀を身に添え刀刃を内側に向け敵の組み付く手を摺り切ればいい、と云います。この業は組太刀の大小詰8本目山影詰に有ります。
 「これは後より相手組を刀を抜き懸其手を切ると一拍子に我も共に後へ倒るゝ也」

「身に付けて抜く習いあり人はただ組み付かぬ間に切れとこそ聞け」身に付けて切る教えを習ったのだが、他所の人は、ただ単に組み付かれぬ前に切るものだと言って居る。理屈はそうで、組み付こうとする気配を感じて応ずるもの、などと、いかにも武的なかっこいい事ですが、まず組み付かれた時の抜刀の仕方をしっかり身に付けるべきでしょう。

 「居合とは刀一つに定まらず敵の仕懸けを留る様有り」居合と云うのは刀で相手を抜き打ちに切り倒すばかりの事ではない、敵の仕懸けて来る業を止める事も学ぶものです。現代居合は刀を抜くばかりの稽古をさせられ、この歌の教えなどとんと聞かされたり、やって見せられる事も無い。古伝神傳流秘書には大小詰、大小立詰の業手附が残されています。それらをマスターして居合、相手と居合う時の武術になるのです。
 その上で、更に決着を求めるのが双方立合っての稽古が組太刀となる場合もあるのです。

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