« 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の17金胎の両部 | トップページ | 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の19本の我に勝つ »

2020年2月27日 (木)

道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の18千八品

道歌
3、田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌
3の2の18千八品

田宮神剣は居合歌の秘伝
千八品草木薬を聞きしかど
      そのあてがひを知らでせんなし

曾田本居合兵法の和歌
この歌はありません。

新庄藩林崎新夢想流秘歌之大事
千八品木草薬と聞し可と
      と乃病尓と志らて詮なし

 千八品(せんやしな・1008種類)ある草木薬(木草薬)と聞いてはいるが、その薬はどの病に効くのか宛がいを知らないのではどうしようもない。こんな意味合いでしょう。
田宮流と秘歌之大事に残された和歌ですが、文言に違いがありますが、歌心は伝わった様です。
 然しこの歌は居合の道歌ですから、居合に関連付けて読み解きませんと、「幾つもある、居合の業技法だが、どの様な状況に際して対応したらいいのか解らなければ意味はない」と、単純に幾つもある居合の業技法と理合(意義)に相当する仮想敵との攻防の状況と云えるのでしょう。
 例えば、相手の害意を察して機先を制して、立膝の横雲で抜き付けようと刀に手を掛けた瞬間、相手は詰寄って我が柄を両手で押さえて来た、大小詰の抱詰です。柄の押さえ方もいくつかあって下へ押し付ける、柄を握った右手を制せられる、など。
 この状況に対する応じ方は幾つも想定出来るでしょう。現代居合では稽古業は正しい抜刀の方法だけを示していますが、あらゆる状況に自然に対応できなければ修業を積んだとは言えそうにありません。
 一つの病に幾つもの草木薬が必要の場合もあるでしょう、同様に居合も習い覚えた業技法の瞬時の組み合わせが必要な場合もあるものです。左足を退て横一線に抜き付ける抜刀法のみで応じる事を前提としても、左廻りの横雲、右廻りの横雲、ある・ある・あるです。
 
 
 

|

« 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の17金胎の両部 | トップページ | 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の19本の我に勝つ »

秘歌之大事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の17金胎の両部 | トップページ | 道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の19本の我に勝つ »