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2020年2月 9日 (日)

道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の1規矩準縄13打込みは

道歌
3、田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌
3の1規矩準縄
13打込みは

田宮流伝書和歌より
打込みは気の中すみをわするゝな
       峯谷のかね大事なりけり

曾田本居合兵法の和歌にはありません。
*
 この歌の文言は、田宮流のものであったのか他流からの借り物だったのかですが、そんなことはどうでもいいことです。
 妻木正麟著詳解田宮流居合より「打込みは兎角気の向ふ所に打込むものゆえ、気の中スミを敵の眉間に押しわたして其まゝツボに打込むべし、目付はいつにても敵の眉間也。これが打込みの目付也。峯谷のカネとは、峯は右肘、左肘を谷とよび、腕のかがみは両肘の伸び縮みをいふ。」

 柳生新陰流の柳生宗矩による兵法家伝書(寛永9年1632年)では二星、嶺谷、遠山の目着(目付)が示されています。二星は敵の柄を握った両手の拳。嶺谷は腕のかがみ、右肱を嶺、左肱を谷。遠山は両の肩先、胸の間とされています。
 中スミとは中墨と書き神妙剣の座を云い、太刀のおさまる所「臍の廻り5寸四方」。

田宮流伝書口伝に戻ります。「打ち下しは力を捨て前進の気を以て打つに非ざれば切り難し。力は身に限りあり、心術に比すべからず。腰、腹に納まるの気より業に移らざれば、形崩れ全気を得難し。術は腹を以てと教ふれども、それは腰に至らざれば心気に至りがたし。気力腰に集まるとき自ら腹に渡り充つる。」

 どうやら、この歌の意味が読めて来ました。「真向に打込むには心気を以て敵の眉間に目付をして、敵の中心線を臍下まで切り下す、其の際両肘を突っ張らずゆるみを持たせ、腹を以て切り下す事が大事である。」というのでしょう。又、同様に己の中心線を真直ぐ切り下す事とも言えます。

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