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2020年2月22日 (土)

道歌3田宮流居合歌の伝と曾田本居合兵法の和歌3の2の13抜かば切れ

道歌
3、田宮流居合歌之伝と曾田本居合兵法の和歌
2の2の13抜かば切れ

田宮神剣は居合歌の秘伝
抜かば切れ抜かずば切るなこの刀
       たい切ることに大事こそあれ

曾田本居合兵法の和歌
抜けば切る不抜バ切与此刀
       只切る事二大事こそ阿れ

新庄藩林崎新夢想流秘歌之大事
ぬけばきるぬかねばきれよ此刀
       ただきる事は大事こそあれ

 田宮神剣は居合の秘伝の下の句「たい切ることに大事こそあれ」ですがここは「ただ切る事に大事こそあれ」を「たゝ」を「たい」と読まれたかも知れません。曾田本と秘歌之大事はほぼ同じと見ていいのだろうと思います。

 田宮流:抜かば切れ抜かずば切るなこの刀
          たい切る事に大事こそあれ
 曾田本:抜けば切る抜かねば切れよこの刀
          只切る事に大事こそあれ

 田宮流は、刀を抜けば切る、抜かないのならば切るなこの刀、只切る事に大事がある。
 曾田本は、刀を抜けば切る、抜かなくとも切れこの刀、只切る事に大事がある。
 
 田宮流は相手が抜かないのならば切るな、曾田本は相手が抜かなくとも切れと云っています。居合は鞘の内の教えがあるならば、相手も鞘の内に殺意を秘めているものです。抜く抜かないに拘わらず、切りかからんとする意図を察したならば抜き付ける修行を基とします。ここぞという時に抜き付けるべきものでしょう。
 ここぞという時は、左手が鞘に触れた時、鯉口を切った時、右手が柄に触れた時、刀を抜きつつある時、抜刀の瞬間、斬り込んできた時。田宮流の「抜かずば切るな」は刀を抜き出していないのならば、抜き付けるなと云うのでしょうか。
 柳生新陰流の抜刀を稽古しています。
 刀を前半差しに帯に差しています。抜き付けは、左右同時に刀に手を懸け瞬時に抜刀します。その際鯉口は切ることはしません。前半差しですから、既に刀は半分抜いた状態にあります。左手を後に引き、右手を前に出せば瞬時に抜き付ける事になります。此の抜刀を破るには相手が刀に手を掛ける瞬間には相手の拳に抜き付けていなければならないでしょう。其の為には抜刀しようとする起こりを察知する気が必要です。相手が抜いてからでは斬られてしまいます。

 

 

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