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2020年3月26日 (木)

道歌4無外流百足伝と曾田本居合兵法の和歌4の19兵法は強きを

道歌
4、無外流百足伝と曾田本居合兵法の和歌
4の19兵法は強きを

無外流百足伝
兵法は強きを能しと思いなば
      終には負けと成ると知るべし

 兵法は強い打ち込みが出来ればいいのだと思っていると、終いには負ける原因になると分かって来る。

 若い人は、早い強いはお手のものでしょうが、年を取って来ると強く早い打込みなど、だんだんできなくなります。天性のものをたよりに稽古してきた人は若者に負けて当たり前でしょう。人生には何度か過去の自分を忘れて変えていかなければならない事があるものです。武術は死ぬまでも修行し、負けない武術を生み出していくものなのでしょう。年を取ったから負ける様な武術は武術とは言えないのでしょう。

妻木正麟著詳解田宮流居合より田宮神剣は居合歌の秘伝
 居合とはつよみよはみに定まらず兎にも角にも敵によるべし
 つよみにて行きあたるこそ下手なれやまりに柳を上手とぞいふ
 初学には調子を習へ兎に角に早きにまさる兵法はなし

曽田本居合兵法の和歌
 強みに行当るおば下手としれ鞠に柳を上手とぞいう
 早くなく重くあらじな軽くなく遅き事をや悪しきとぞ云

笹森順造著一刀流極意の一刀流兵法仮名字目録
 風にそよぐ萩の如し、柔剛強弱此処也、敵つよからん処を弱、弱からん処をのっとりて強勝事也。強きに強、弱きに弱きは、、石に石綿に綿の如し、石は石に当てとひかえる時は勝に非ず、綿は綿に逢時は生死みへず、故に一刀流は拍子の無拍子、無拍子の拍子と云々。

宮本武蔵の五輪書風之巻他流におゐて、つよみの太刀といふ事
 太刀につよき太刀よわき太刀といふ事はあるべからず。つよきこころにてふる太刀はあらき物也、あらきばかりにてはかちがたし。又つよき太刀といひて、人をきる時にしてむりにつよくきらんとすればきれざる心也。ためしものなどにきる心にも、つよくきらんとする事悪し。誰におゐても、かたきときりやふによわくきらん、つよくきらんと思ふものなし。‥若しは、つよみの太刀にて、人の太刀をつよくはれば、はりあまりて必ずあしき心なり。人の太刀に強くあたれば、わが太刀もおれくだくる所也。然るによって、つよみの太刀などといふ事、なき事也。・・物事に勝つといふ事、どうりなくして勝つ事あたはず。わが道におゐては、少しもむりなる事を思はず、兵法の智力をもって、いかやうにも勝つ所を得る心也。能々工夫有るべし。」

 

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