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2020年8月 6日 (木)

道歌6塚原卜伝百首6の6矢の根をば細く

道歌
6、塚原卜伝百首
6の6矢の根をば細く

 矢の根をば細く穂長きに好みたり
      當る矢先の抜けよかるべし

 鏃の部分は細く、矢の穂の長いものを好むのである、矢が当たっても矢先の抜けが良い。

 文字のまま読んで見ましたが、どうでしょう。もっと奥に重要な事が隠されているかもしれない、とも思えるのですが。
 それよりも書かれた文字や古語の言い回しが読み切れていないかもしれません。

 「矢の根」とは、鏃(やじり)、板付、根。
 「矢の穂」とは、矢の竹の部分、矢柄。
 「當る矢先」とは、鏃が命中した所に突き刺さる状況でしょう。

 「抜けよかるべし」とは、鏃が細く矢の竹が長ければ、鎧の上から射ても抜けが良いだろう。刺さった矢をわざわざ抜くことを強調するとも思えませんので、こんな風に読んで見たのですが如何でしょう。

 矢の根は鏃(やじり)と云う事ですが、鏃は先端の鏃身部(ぞくしんぶ)と柄部の頸部と茎部(なかごぶ)で構成されています。その茎部は竹で出来た矢柄に挿入されているので細く長いものであれば簡単にずり落ちる事も無く刺さっても鏃は体内に残っても矢柄は容易に抜き取る事が可能です。此の事を指して歌っているかもしれません。然しこと、獣を射た場合の事ならいざ知らず、戦場で敵に刺さった矢を抜き取ることを意図した配慮であれば疑問です。
 
 別の解釈は、是と云って思い浮かばないのですが、ご存知の方はご教授ください。

 

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