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2020年8月 7日 (金)

道歌6塚原卜伝百首6の7近き敵遠き敵をば

道歌
6、塚原卜伝百首
6の7近き敵遠き敵をば

近き敵遠き敵をば射る時に
      矢の根の習いあると知るべし

 近間の敵や遠い敵を射る時には鏃についての習いごとがある事を知らなければならない。

「矢の根」とは、鏃(やじり)の事でした。鏃にはどんなものが有るのか、戦国時代に使用された鏃を形と使用法を調べる事になります。
 矢は、稽古用の的矢(まとや)と戦闘用の征矢(そや・せいや)とに分けられると思います。
 的矢は現代でも使われている矢の先端にかぶさるように装着している鏃か、鏃の先端の鏃身部(ぞくしんぶ)が短くさして鋭利ではないものが使われていたかもしれません。
 此処では征矢についてどのような形や性能を持つ鏃を遠近によって使い分けろというのでしょう。空気抵抗の少ないもの、茎部の長い、短いもの、などによって飛距離や殺傷力の強弱があって、幾種類かを使い分けていたのでしょう。
 
 鏃(板付・矢の根・根)の種類(刀剣ワールド鏃の基礎知識より)
 尖矢(とがりや)
    柳葉(やないば)・槙葉(まきのは)・尖根(とがりね)・たて割・のみ形・椎形・十文字・長のみ形・長椎形・剣先・鳥の舌
 平根(平根)
 雁股(かりまた)

 戦闘用では大まかに言えば遠間には鏃は小さく鋭くて軽いものと云えますが、距離によってどれが適切であるかなどは手持ちの鏃による経験値や、射る角度などあるのでしょうね。近間は幅広で大き目は有効でしょう。鎧を射通すならば細身で返しなど無い方が良さそうです。

 卜伝百首の8首目の歌も矢の根について歌っています。戦国時代では、鏃の形状によって、使い分けていたのでしょう。どれをどのように使用するのか、弓を持ったことも無いので付け焼刃では此処までが精一杯です。弓を学ばれておられる方にお任せしておきます。

 

 

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