« 道歌6塚原卜伝百首6の47置く刀夏は枕に冬は脇 | トップページ | 道歌6塚原卜伝百首6の49もののふの軍の場(にわ)に »

2020年9月17日 (木)

道歌6塚原卜伝百首6の48もののふは妄りに食を

道歌
6、塚原卜伝百首
6の48もののふは妄りに食を

もののふ(武士)は妄りに食をせぬぞ良き
         日に二度ならで好みはしすな

 武士は、むやみに食をとらないのが良い、日に二度以外には好きな時に食べるものでは無い。

 武士の食事は一日に二度で良い、食べたいときに食べるものでは無いというのでしょう。二度と云う事ですと朝と晩で、昼は食べないのでしょう。
 「日に二度ならで好みはしすな」、適当な時に食べないで決まった時間に食べるのだと云うのでしょう。「食べ物の選り好みをするな」とも聞こえて来そうですが、この歌も卜伝の戦場往来の経験から得たものなのでしょう。
 戦場では明るくなってから起きて朝食をとり戦いの場に出る、暗くなったら互に引いて夕食などと云う事が約束事とはあり得ないでしょう。それとも朝飯前の一稼ぎをして遅い朝食、当日の状況で引くなり叩いて置いて夕食、どれも定時は無理のようです。
 人の食と健康を考えると朝・昼・晩の三食が医学的には好ましいとか、戦場で戦うともなれば「腹がへっては戦はできぬ」というように、消耗したエネルギーは随時補う事も良い方法でしょう。
 卜伝の経験値なのか昔からの言い伝えなのか、このまま受け入れる気にはなりません。「腹八文目」にしておかないと、満腹では動作も鈍ると云われますが、そうであれば間食の必要性は高いでしょう。何事も、自分の体で試してみて一番よい方法を自得すべきでしょう。その方法が守られない状況は有り得るのですから、想定によって稽古をしてその時どうなるか経験して置くのはやるべきでしょう。
 戦争は異常時です、その中で常に平常の身心を維持する事が出来るとすれば、起きた時に一食、寝る前に一食、間は兵糧丸などでつなぎ空腹に陥らない様にして、軍に集中する事かも知れません。

|

« 道歌6塚原卜伝百首6の47置く刀夏は枕に冬は脇 | トップページ | 道歌6塚原卜伝百首6の49もののふの軍の場(にわ)に »

道歌6卜伝百首」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 道歌6塚原卜伝百首6の47置く刀夏は枕に冬は脇 | トップページ | 道歌6塚原卜伝百首6の49もののふの軍の場(にわ)に »