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2020年9月 8日 (火)

道歌6塚原卜伝百首6の39羽なくて空に走り登る

道歌
6、塚原卜伝百首
6の39羽なくて空に走り登る

羽なくて空に走り登るとも
      手さえぬ鑓に勝はあらじな
別伝
羽なくて空には得てし登るとも
      手さえぬ鑓に勝はあらじな

 羽もなのに空には走り登る事が出来ても、手の冴えない鑓にでは勝事はないであろう。

 別伝の「得てし」は、ともすれば。ややもすれば。よく。ですから、「ともすれば登る」で祐持の書写と心は同じでしょう。羽が無いのに空に登ってしまう程のすばしこさが有っても、鑓の腕前が冴えないのでは勝てる訳は無い。と云うのですが「手さえぬ鑓」で冴えた鑓使いが見えて来ません。
 鑓は戦闘の道具でもあったでしょうが、一般では獣を捕獲する道具であったはずで、すばしこい獣を突き刺して仕留める事は猟師ならば可能でしょう。然し人との対戦では、相手が刺突の速さが上回っている、或いはより長い、突いたら叩き落されて逆に突かれるなど、長物の闘争術が必要でしょう。
 鑓は刺突の武器とばかり思って、その直線的操作での稽古形はそれらしいのですが、決められた演武形は形だけならば難しいとも思いませんが、棒や薙刀、太刀の操作も知るべきでしょう。 そんな事を歌っている様にも思います。

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