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2020年9月29日 (火)

道歌6塚原卜伝百首6の60もののふの軍の場(にわ)に持つもの

道歌
6、塚原卜伝百首
6の60もののふの軍の場(にわ)に持つもの

もののふの軍の場(にわ)に持つものは
        梅干しにますものはあらじな

 武士が軍に臨んでその場に持つものは、梅干し以上のものはある訳がない。

 梅干しを中国渡来の薬として伝来し梅の木も伝わった様です。平安中期の「医心方」の食養編に記録されているのが古いものです。「医心方」とは宮中の官医鍼博士丹波康頼が書きあらわしたものです。
 その梅干しの薬効は「味は酸、平、無毒、気を下し、熱と煩懣を除き、心臓を静め、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚のあれ、萎縮を治すのに用いられる、下痢を止め、口の渇きを止める」(トノハタ梅と日本より)。 梅干しは中国から伝来した当初は、烏梅(うばい)と云って梅を燻製して乾燥させた真黒いものだったとか。日常お目に掛かる梅干は梅を塩漬したものとは製法が違っていた。
 梅干に含まれるクエン酸が血液さらさらや疲労回復、殺菌、防腐効果をもたらし、食中毒カルシュウムの吸収を促し、ピロリ菌の活性を抑制し、 虫歯予防、バニリンはダイエット効果も期待できる。梅干しの酸味からパロチンの分泌を促し食欲増進。ポリフェノールは抗酸化作用がある。
 梅干屋さんの宣伝文句からの抜粋ですが「医心方」の漢方の効能は経験値によるものでしょうが凄いものです。

 梅干しの庶民への普及は江戸時代、戦国時代の薬物から携行食となって、梅林が各地に出来普及していったのでしょう。卜伝の時代比較的安価な万能薬でもあり、製法も簡単。
 見ているだけで唾液が促進され食欲が進み、薬物として効くとあっては「梅干しにますものはあらじな」と云うのも頷けます。
 現代でも梅干しは好まれている食べ物と云う感じがしますし、製法も昔と変わらないのも凄いと思います。クエン酸の効果だけを期待するならば薬品などあるでしょう、食べ物ではレモンが梅の4、5倍含まれています。加工食品ではやっぱり梅干しでしょう。
 

 

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