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2020年10月11日 (日)

道歌6塚原卜伝百首6の72もののふの夜の枕に

道歌
6、塚原卜伝百首
6の72もののふの夜の枕に

もののふの夜の枕に二重帯
      置ぬはあわれ不覚なるべし

 武士は寝る時には枕許に二重の帯を置いてかないのは、かなしいかな不覚をとる事になる。 

 「枕に二重帯」とは何なのかイメージが浮かんできません。枕に二重の帯を、ただ置いておいても意味はありそうにもない。それでは枕に帯をむすんで置いたらどうなのか。スッキリ来ません。
 帯ですから着物の上から巻くものを想像します。
 一本の帯を二重にまく。
 二重ですから布が二枚重ねの一本物。
 一本の帯の両端を縫い付ければ輪になった二重帯ができる。

 綿谷雪著「図説古武道史」に卜伝百首の十一首が載っています。その中に卜伝百首のこの歌が記載され解説されています。其のまま拝借します。「二重帯とは、輪帯のことである。端がないから、つかみ取りにして二重のまま一まわりさせ、両端にくる一方を他方の輪にくぐらせ、出た部分を挟む。手早いし、結ぶ必要がない。忍者の帯は輪帯と限ったものだが、忍者でなくても心がけのよい武士は皆、そうした。」
 二重帯は輪帯だと綿谷雪先生は仰っています。そうだとしますと、その二重帯を寝る時には解いて、枕元に刀と一緒に置いて置く。何か事が起れば二重帯を寝巻に巻きつけ、刀を二重帯に指して即座に応じられる態勢を作るのかなと思いますが、この二重帯を寝巻の帯代わりにした方が早いな、など思っています。
 それと、寝る時は寝間着に着替えるとしても、帯など無くとも、寝ながら枕もとの刀を掴み、起き上がって状況を判断して応じるのが何故いけないのか疑問です。
 何処かに、寝ている時の心構えのありようを述べたものは無いのか読んで見たいものです。
 
 
 

 

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